がん検診を受診する方へ
問い合わせ番号:16051-7656-2341 登録日:2020年12月3日
がん検診をより安全に、かつ精度の高い検診を受けていただくための注意事項等です。受診の前にご確認ください。
胃がん検診
検診方法
実施場所:集団検診(検診バス)
バリウムによる胃部X線検査 :撮影前に胃を膨らませる発泡剤とバリウムを飲んで、撮影台の上で体を動かしながら胃をレントゲン撮影する検査です。
胃の粘膜によくバリウムを付着させるため、撮影台の上で回転したり、上下逆の体位になることがあります。
検診を受けられない人
次に該当する方は受診ができません。
この項目以外に、検診当日の問診等で受診をお断りすることもありますので、あらかじめご了承ください。
- 胃、十二指腸疾患で治療中または経過観察中の方は、かかりつけの医療機関で受診をしてください。(市の胃がん検診の許可がある方を除く)
- バリウム検査でアレルギー症状が出た方
- 消化管の狭窄またはその疑いのある方、腹部の手術を受けた方で腸閉塞や腹膜炎を起こしたことのある方
- 大腸ポリープ切除後、2か月以内の方
- 腎臓病や心臓病などで水分制限を受けている方
- 以前、バリウムを飲んでひどい便秘になったことのある方、検査当日を含め4日以上排便がない方、ひどい便秘症の方
- 現在治療中の病気があり、何らかの症状がある方や、1年以内に手術をされた方
- 当日の血圧数値が最高血圧180mmHg以上もしくは最低血圧110mmHg以上の方
- 妊娠またはその可能性のある方
- 体重が許容限度(120キロ程度)を超えていたり、透視台への上がり下がりや体位変換が困難な運動障害のある方
- 当日体調不良の方
- バリウムのコップをご自分で持って飲むことができない方、自力で立っていられない、または撮影台の手すりを掴むことが困難な方、技師の指示に従って動くことが困難な方
受診の際のご注意
検査前日の飲食
- 食事は、夜10時までに食べ終えてください。
- 飲酒は控えてください。
- 水は就寝まで飲んでも差し支えありません。
検査当日の飲食
- 食事はとらないでください。
- あめやガム、たばこの嗜好品も、控えてください。
- 水は熱中症予防や薬を内服するため、検査開始の2時間前までに200m(l コップ1杯程度)の水、白湯は飲んでも差し支えありません。 注:コーヒー、お茶、牛乳等は不可
検査当日の内服薬
高血圧、心臓病の方は、検査開始の2~3時間前までに、200ml程度の水、白湯で内服薬を飲んでください。
糖尿病の方は、検査当日の朝の内服薬およびインスリンを使用しないでください。(低血糖になる恐れがあります)それ以外の内服薬に関しては、主治医に確認の上、検査前に内服するか、または検査後に内服するかの指示を受けてください。
検査終了後のご注意
検査終了後、速やかにコップ2杯程度の水と一緒に下剤を飲んでください。その後は、水分を普段より多めにとり、野菜などの繊維質の多い食事をとってバリウムの排泄を促してください。
通常は下剤服用後2~6時間で効果があらわれ、白っぽい便が出ます。6時間経過しても排便がない場合は、下剤の追加を検討してください。
1~2日経っても便が出ず、腹痛などの症状が出たら直ちに医療機関を受診してください。
アルコールは利尿作用があり、体内の水分を排出し、腸内のバリウムを固まりやすくする原因になります。白い便が通常の茶色の便に変わる「バリウムを出しきったサイン」が出るまでは飲酒を控えてください。
大腸がん検診
検診方法
実施場所:集団検診
検査容器の提出のみですので、本人以外でも提出できます。
便潜血反応検査:大腸がんやポリープがあると、便が腸内を移動する際に便と組織が擦れて血液が付着します。
この検査では便の表面をこすり容器にとり、2日間の便の表面についた血液の有無を免疫法により調べます。目に見えないわずかな出血も検知することが可能です。
検査を受けられない人
次に該当する方は受診ができません。
- 大腸の病気で治療中または経過観察中の方は、かかりつけの医療機関で受診をしてください。(市の大腸がん検診の許可がある方を除く)
- 出血を伴う痔のある方
- 採便時に生理中の方
受診の際のご注意
- 検診日(提出日)のできるだけ4日前から検診日の朝までに、2日分の便をお採りください。注:1本では検査できません。
- 1日に2回採便しないでください。
- 採便後は冷暗所で保存してください。
正しい大便のとり方(緑のビニール袋の中に入っている説明書)を必ず読んでから採便してください。
新しい検査容器が必要な方は、健康づくり課(0463-82-9603)にご連絡ください。
肺がん検診
検診方法
実施場所:集団検診(検診バス)または施設検診(医療機関)
胸部X線検査:胸部全体を撮影するレントゲン検査です。肺に異常な影があるかどうかなどを調べます。肺がんだけでなく、肺結核や肺炎などの病気も発見することができます。
喀痰細胞診検査:がんからはがれ落ちて痰に混じって出てきたがん細胞を、顕微鏡で検出する検査です。主に肺門部のがんを発見しますが、肺がんだけでなく、咽頭、喉頭のがんを発見できることもあります。
注:喀痰細胞診検査の対象となる方は、問診の結果、50歳以上で、喫煙指数(1日に吸うタバコの平均本数×喫煙年数)が600いJであることが判明し、医師が必要と認めた方です。
検査を受けられない人
次に該当する方は受診ができません。
この項目以外に、検診当日の問診等で受診をお断りすることもありますので、あらかじめご了承ください。
- 肺がん等の病気で治療中または経過観察中の方は、かかりつけの医療機関で受診をしてください。(市の肺がん検診の許可がある方を除く)
- 妊娠されている方、またはその兆候のある方
- 胸部レントゲンを年度中に撮影している方、される方(例 職場、特定老人ホームの健診)
乳がん検診
検診方法
実施場所:集団検診(検診バス)または施設検診(医療機関)
マンモグラフィ:プレートで乳房を挟んで撮影する乳腺専用のレントゲン検査です。乳房を薄く均等に広げることで、少ない放射線量で乳房の中を鮮明に写すことができます。できるだけ薄くして撮影するため、多少の痛みを伴うことがあります。
画像の性質上、乳腺の発達している若い人では、病変が存在していても見つかりにくいことがあります。(高濃度乳房)
視触診:乳房を目で見て(視診)、手で触れて(触診)、乳房の形の変化、皮膚の変化、乳頭からの分泌物がないか、または乳房内にしこりができていないかを調べます。
検査を受けられない人
次に該当する方は受診ができません。
この項目以外に、検診当日の問診等で受診をお断りすることもありますので、あらかじめご了承ください。
- 乳房の病気で治療中または経過観察中の方は、かかりつけの医療機関で受診をしてください。(市の乳がん検診の許可がある方を除く)
- 豊胸手術をしている方
- 心臓ペースメーカー、V-Pシャント、Cvポートを挿入されている方
- 胸部外傷(骨折、打撲など)で治療中の方
- 授乳中または断乳後6か月未満の方
- 妊娠されている方、またはその兆候のある方
受診の際のご注意
完全予約制です。予約期間内に指定医療機関または健康づくり課(集団)へ電話予約をしてください。
子宮頸がん検診
検診方法
実施場所:集団検診(検診バス)または施設検診(医療機関)
性交経験がない方にも安心して受けていただけるように、小さな器具を用意しています。
頸部細胞診:子宮頸部から専用のブラシで細胞を優しくこすり取り、採取した細胞を顕微鏡でがん細胞の有無やその種類を調べます。粘膜をこすったりしますが、ほとんど痛みはありません。
内診(医療機関のみ):膣鏡を挿入し、子宮の入り口の状態を診ます。がん以外の子宮疾患を見つけることができます。
検査を受けられない人
次に該当する方は受診ができません。
この項目以外に、検診当日の問診等で受診をお断りすることもありますので、あらかじめご了承ください。
- 子宮の病気で治療中または経過観察中の方は、かかりつけの医療機関で受診をしてください。(市の子宮頸がん検診の許可がある方を除く)
- 生理中の方
- 集団検診のみ妊娠されている方、またはその兆候のある方
受診の際のご注意
令和2年度は新型コロナ感染症予防対策をとるため、施設健診は予約制です。医療機関に直接予約をしてください。
前立腺がん検診
検診方法
実施場所:施設検診(医療機関で受診)
PSA検査(前立腺特異抗原検査):PSAとは前立腺の細胞で生成されるたんぱく質の一種で、がんや炎症により前立腺組織が壊れると、PSAが血液中に漏れ出し、増加します。血液検査でPSA値を調べることによって前立腺がんの可能性を調べます。
検査を受けられない人
次に該当する方は受診ができません。
この項目以外に、検診当日の問診等で受診をお断りすることもありますので、あらかじめご了承ください。
前立腺の病気で治療中または経過観察中の方は、かかりつけの医療機関で受診をしてください。(市の前立腺がん検診の許可がある方を除く)
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このページに関する問い合わせ先
所属課室:こども健康部 健康づくり課 健康づくり担当
電話番号:0463-82-9603