有機フッ素化合物（PFOS、PFOA）に係る地下水調査の結果

 

概要

　神奈川県が実施した地下水調査（令和4年10月）の結果、調査地点の1地点（秦野市末広町）で有機フッ素化合物に係る暫定目標値（50ng/L）を超過したため、市も超過地点を含む周辺4地点で調査を行いました。

PFOS（ペルフルオロオクタンスルホン酸）、PFOA（ペルフルオロオクタン酸）とは

　独特の性質（水や油をはじく、熱に強い、薬品に強い、光を吸収しない等）を持ち、撥水剤、消火剤、表面処理剤、乳化剤、コーティング剤等に用いられてきた化学物質です。

　令和2年5月28日付けで人の健康の保護に関する「要監視項目」に追加され、公共用水域及び地下水に係る暫定目標値が50ng/L（PFOS及びPFOAの合計値）に設定されています。

神奈川県ホームページ「有機フッ素化合物（PFOS PFOA）について」

周辺調査結果

　末広町個人井戸を中心に、半径500メートル以内の使用されている井戸（4地点）について、令和4年11月16日に追加の調査を実施しました。

　また令和４年度の調査で暫定目標値を超過した地点に対して継続調査を実施しています。

4地点の調査結果

所在地	利用形態	結果(R4.11.16)	結果(R5.5.24)	結果(R6.5.17)	参考
入船町	雑用（飲用なし）	54ng/L	16ng/L	-	-
本町3丁目	雑用（飲用なし）	26ng/L	-	-	-
末広町	雑用（飲用なし）	200ng/L	140ng/L	100ng/L	県調査 200ng/L
落合	雑用（飲用なし）	15ng/L	-	-	-

注意

　暫定目標値を超過した井戸では、井戸水の飲用は控えてください。

　暫定目標値を超えた場合でも、生活用水（庭の散水、洗濯等）として使用することについて、問題はありません。

水汲み場の有機フッ素化合物（PFOS及びPFOA）の調査について

　市民の安心のために市内にある地下水を水源とした水汲み場13地点を対象として令和6年6月13日に水質調査を実施しました。

結果全調査地点において暫定目標値を超過する地点はありませんでした。

　令和6年6月13日調査結果表（PDF／311KB）

関連ページ

秦野市　水道水　水質検査の結果（有機フッ素化合物）

環境省　「PFOS、PFOAに関するQ&A集」及び「PFASに関する今後の対応の方向性」等について

神奈川県　有機フッ素化合物（PFOS・PFOA）について