市の指定重要文化財

黒く古びた仏像の上半身の胸から上を写し、宝冠を被り左手に金色の水瓶を持った木造十一面観音菩薩坐像の写真
  • 円通寺(えんつうじ)
  • 木造十一面観音菩薩(もくぞうじゅういちめんかんのんぼさつ)立像(りゅうぞう)
  • 昭和60年指定

概要

  • 像高120.7センチメートル
  • 寄木造(よせぎづくり)(注釈1) 玉眼(ぎょくがん)(注釈2)
  • 推定製作年代:南北朝期(平成3年解体修理実施)

 十一面観音は頭部に十一の顔を持つ変化観音の一つで、変化観音の中では最も多くの遺例を持ちます。

 頭部耳前で前後に矧ぎ首で体部に挿しており、体部の主要部は一材で彫り出し、背中に内刳り(うちぐり)(注釈3)を施し背板を当てています。両腕を肩、肘、手首で矧ぎ、両足先、頭上面等も別材で作られています。
 衣文表現はやや硬いものの、深浅を使い分け、複雑な襞(ひだ)(注釈4)を手馴れた彫技でこなしています。やや平板化の目立つ肉取りや、各部の線の細い造形から南北朝期に作られたと考えられています。

語句の意味

  • (注1) 寄木造(よせぎづくり) 木彫像の主要部分を複数の材からつくる技法。
  • (注2) 玉眼(ぎょくがん) 水晶でつくられた眼。
  • (注3) 内刳り(うちぐり) 木造彫刻で、乾燥によるひび割れを防ぐために内部をくりぬくこと。
  • (注4) 襞(ひだ) 衣服などにつけられた細長い折り目。

MAP

円通寺までの地図

所在地

秦野市寺山780

(注意):駐車場あり。(台数が少ないため、公共交通機関をご利用ください。)

交通手段

神奈川中央交通バス「秦野駅」バス停乗車、「東中学校前」バス停下車徒歩2分

  • 秦20「下宿、寺山経由蓑毛」行き
  • 秦21「名古木、蓑毛経由ヤビツ峠」行き

地図情報

円通寺 木造十一面観音菩薩立像

秦野市寺山780

この記事に関するお問い合わせ先

文化スポーツ部 生涯学習課 文化財・市史担当
電話番号:0463-87-9581
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