鍋割山から金冷シノ頭へ至る鍋割山稜は、ブナの原生林が美しい地域です。展望は樹間越しになりますが、春にはまばゆいばかりの新緑、秋は見事なブナの黄葉に彩られ、自然の息吹を肌で感じる山歩きが楽しめます。
大倉のバス停から山の方へ少し行ったところから左折し、四十八瀬川沿いの西山林道へ出て終点まで林道を進んで行きます。林道終点からミズヒノ沢を渡って登山道に入り、植林地の急登をひとしきり登ると、尾根上の後沢乗越と呼ばれる小鞍部。ここから右に尾根道をたどると、約1時間で鍋割山に登り着きます。
鍋割山頂は草地やかん木の原になっていて心が和みます。富士山の眺めが特に素晴らしく、箱根連山や丹沢主脈、主稜の連なり、西丹沢の山々などが望めます。鍋割山荘で名物の鍋焼きうどんに舌鼓を打つのもよいでしょう。
金冷シノ頭からは大倉屋根を下ります。大倉尾根は変化に乏しいことから、通称バカ尾根などとも呼ばれていますが、天気がよければ富士山を眺めながら下山できます。
鍋割山への道
テンニンソウが咲く鍋割山山頂
鍋割山
1272.5メートル

繁華な表丹沢の中でも展望と静けさ、樹相の豊かさが心和ませてくれる山です。
山名の由来は、鍋を半分に割ったような形からというもののほかに、北面の鍋割沢にちなむという説もありますが、後者が有力のようです。
岩の多い場所を「ナベ」と言い、歩きにくい沢の意味にもとれ、また、滑の割れた沢が鍋割沢に転訛したとも推測されます。
参考タイム
5時間55分
渋沢駅 → (神奈川中央交通バス15分) → 大倉 → (1時間) → 二俣 → (1時間)→ 後沢乗越 → (1時間) → 鍋割山 → (45分) → 金冷シノ頭 → (5分) → 花立 → (45分) → 堀山 → (1時間) → 大倉 → (神奈川中央交通バス15分) → 渋沢駅
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更新日:2026年01月30日