小田急線秦野駅からヤビツ峠行きのバスを終点で下車。この路線は本数が少なく、路面凍結時や悪天時には運休することもあります。ヤビツ峠のバス停から札掛方面へ車道を下り、富士見山荘の少し先から登山道に入ります。樹林帯から斜面の急登を、背後にドッシリとした大山を望みながら、ベンチのある二ノ塔の頂上へ。眼前のピークが三ノ塔です。
ニノ塔からいったん下って登り返すと、すぐに三ノ塔の頂上です。休憩舎やベンチがある山頂からは、富士山をはじめ東丹沢の山並が一望できます。三ノ塔からは大倉や戸沢入口のバス停へ下るコースもあります。
三ノ塔から先は快適な尾根歩きが楽しめます。ガレ場を下って登り返すと、烏尾山荘の建つ烏尾山頂。鎖場のある行者岳や札掛からの道が合流する新大日ノ頭を経て、木ノ又大日まで来ると塔ノ岳は間近です。
塔ノ岳の山頂は360度の大パノラマが開け、檜洞丸を盟主とする西丹沢の山々まで見渡せます。下山は大倉屋根から大倉へ、天気がよければ富士山の眺望を楽しめるでしょう。
三ノ塔からの表尾根
塔ノ岳直下からの富士山
塔ノ岳
(1490.9メートル)

表丹沢登山の中心にもなっている人気のピークで、別名を尊仏山(孫仏山=そんぶつさん)といいます。
山名は、かつて山頂の北側にあった尊仏岩が地元で「お塔」と呼ばれ、拝められていたことにちなみます。
また、現在は石祠だけの山頂に祀られている拘留孫仏(拘留尊仏=くるそんぶつ)は、この山が雨乞いの神として尊祟されてきたことを物語っています。
三ノ塔
1205.2メートル
表尾根の中ほどに位置する南北に長い山頂を持つこの山は、縦走路中、塔ノ岳に次ぐ展望を誇っています。
山名は塔ノ岳の「お塔」には関係なく、秦野市横野にある唐子(からこ)神社の、背後の表尾根に灯した灯火にちなむと言われています。
2番目に灯された灯火が「二ノ塔」に、3番目に灯された灯火が「三の塔」になったと推察されます。
烏尾山
(1136メートル)

烏尾山を源に持つ新茅(しんかや)ノ沢の別名カラヒゴ沢から、「カラヒゴの頭」とも呼ばれています。
烏尾山としての名前は、蔵王権現を祀ったこの山で、修験者が厳しい修行の最中に、祖霊の化身であるカラスが飛来し、修験者がそのカラスに修行成就への加護を祈念したという、「峯中記略控(ふちゅうきりゃくひかえ)」の記載によるものと言われています。
参考タイム
5時間40分
秦野駅 → (神奈川中央交通バス50分) → ヤビツ峠 → (1時間30分) → 三ノ塔 → (25分)→ 烏尾山 → (1時間45分)→ 塔ノ岳 → (15分) → 花立 → (1時間45分) → 大倉 → (神奈川中央交通バス15分) → 渋沢駅
- 注意:三ノ塔 → (1時間50分) → 大倉または戸沢入口
- 注意:上記の参考タイムは健脚な方向けの目安となっています。初心者や、体力に自信のない方は、ゆとりのある登山計画を立てましょう。
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更新日:2026年01月30日