秦野市では、平成10年に東田原出身の浮世絵収集家・故大津圓子氏から寄贈を受けた1,904点の浮世絵を所蔵しており、これまで宮永岳彦記念美術館や文化会館で浮世絵展を開催しています。本年11月3日(祝日・金曜日)には、秦野市立図書館の2階に「はだの浮世絵ギャラリー」をオープンし、浮世絵を常設展示しています。

会期

平成30年1月3日(水曜日)~平成30年1月8日(祝日・月曜日)

2018年の干支(えと)は、戌(いぬ・犬)です。十千(じっかん):甲(きのえね)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)と十二支(じゅうにし)を合わせて干支と呼んでいます。干支(十干十二支)が一巡して、60年で、誕生年の干支に還ることを還暦といい、家族で長寿をお祝いしてきました。

十二支には、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)があり、十二宮に動物をあてたものに基づく中国の暦法で、干支は年賀状にその年の動物の版画やイラストを取り入れるなど、現代の生活の中においても受け継がれています。

本展では、画面に犬が描かれた浮世絵、犬が物語の重要な役割を持っている『南総里見八犬伝』の浮世絵、十二支の動物が描かれた浮世絵を集めて御紹介いたします。さらに、十二支の中には、入れなかったけれども江戸時代の庶民のペットであった“猫”の絵も展示いたします。

戌年に当たり、江戸っ子たちも身近に感じていた犬や鼠、鶏、猿、馬など、浮世絵に描かれた動物たちの愛らしい姿を、ゆったりと御鑑賞ください。

展示作品一例

薄緑色の着物を着た女性が床に座り、そばにいる白い毛並みの犬の頭を撫でようとしている様子を描いた浮世絵

歌川国芳
「坂東しうかの召仕お千代」

紺色の着物を着た女性が顔を覆って座り込み、犬に姿を変えた青い着物の男が四つん這いにになり、目の前に立つ年老いた男に向かって吠えている様子が描かれた浮世絵

二代歌川広重・二代歌川国貞
「観音霊験記 秩父順礼廿二番
童堂西陽山栄福寺 讃州の人化犬」

出入り口前に灯篭が立つ雪が降り積もる大きな建物の前の通路で、番傘をさした人々が家路を急いでいる様子や、出前から帰る途中に3匹の犬に話しかけている人などを描写した浮世絵

歌川広重
「江戸高名会亭尽亀戸裏門 玉屋」

満月が浮かんでいる鳳凰のある芳流閣の大屋根の上で、複数の人物が刀や槍を持って戦い、鎧を着た犬塚信乃と犬飼現八が決闘している名場面を描写した浮世絵

歌川国貞(三代豊国)
「八犬伝」

竹林を背景に、青い着物を着た女性が、黒と白の毛並みの犬を抱きかかえている様子を描いた浮世絵

武内桂舟
「犬を抱く少女」

右上の枠内に虎の絵が描かれ、白と赤色の隈取りを施した歌舞伎役者が、頭上に笠を掲げて演技をしている様子を描いた浮世絵

豊原国周
「市川団十郎演芸百番和藤内」

展示のご案内

はだの浮世絵ギャラリーにて1月6日(土曜日)~2月25日(日曜日)
「江戸の暦と四季折々の暮らし」を開催しています。

この記事に関するお問い合わせ先

文化スポーツ部 文化振興課 文化振興担当
電話番号:0463-86-6309
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