「離乳」とは、母乳やミルクを飲んで育ってきた赤ちゃんが、固さや形を変えながら少しずつ幼児食に移行する過程を言います。乳汁を吸うことから、食物をかみつぶして飲み込むこと、食品の量や種類が増えていき、形態も変化していきます。また、食べる行動は手づかみ食べなど、次第に自立へ向かっていきます。

椅子に座って黄色いスタイをつけた赤ちゃんが、差し出されたスプーンの離乳食を大きな口を開けて嬉しそうに食べているイラスト

あまり難しく考えずに、大事なことは…

離乳食の内容や量は、お子さんの食欲や成長や発達を尊重して、個々に合わせて進めていくことが大切です。離乳食の目安表もありますが、量、種類はあくまでも目安です。

あまり難しく考えずに進めていきましょう。

食べる量が適量かを判断するには、子どもの身長、体重が母子健康手帳に記載されている乳児身体発育曲線(男女別)のカーブに沿っていれば大丈夫です。

食べることの楽しさや、五感(見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触る)による脳への刺激は大きく、情緒、発語、消化器官の発達など、お子さんの健やかな心身の発達には欠かせません。

明るい笑顔の赤ちゃんが、手掴みで自ら食事をしようとするイラスト

スタートの月齢は5ヵ月くらいから

遅くとも生後6ヵ月には開始しないと、発達への悪影響があることがわかってきています。

未熟児で小さく生まれたお子さんのご家族は、修正月齢でお子さんにあわせてゆっくり進めてあげてください。

言葉はわかっていないからと思いがちですが、ご家族のあたたかい言葉がけや笑顔は、お子さんの食べる力を育む原動力になります。

母親が離乳食をスプーンで運び、両手を挙げて大きな口を開けて喜んでいる幼児のイラスト
  1. 離乳食の目的は、親子の信頼関係を築くことや、お子さんの摂食行動の発達を促し、食べることの自立にあります。
  2. お子さんの健やかな発達に大切な成長ホルモンや消化酵素等の分泌を促す、「生活リズムをつくること」が大切です。そのため幼児期に向けて、規則的な授乳や離乳食、排泄、睡眠で生活リズムをつくりあげていくことが大事になります。
  3. お子さんの自立の世界が広がる「歩き始める頃」までは、食後や食間の授乳(母乳、ミルク)が大切です。
  4. 母乳の成分は、お母さんが食べたもので作られます。より良い母乳分泌のためにも、お母さんも栄養バランスに気をつけてしっかり食べましょう。
  5. お子さんの発達に合わせた離乳食で、「食べる力」を育みましょう。
  6. 家族で食卓を囲んで、一緒に楽しく食べる体験をさせてあげましょう。

スタートするには?

  1. 首がすわった~縦抱きしやすくなった~
  2. 支えてあげると座れる~親の足の間など、支えてあげるとしばらく座っていられる~
  3. 食べ物に興味を示す~家族が食べていると、欲しそうに見ている&よだれがでている~
  4. スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる

離乳食の進め方の目安、食欲や口の動き、成長や発達に合わせて

離乳食の進め方
区分 離乳初期
(5、6ヵ月頃)
離乳中期
(7、8ヵ月頃)
離乳後期
(9~11ヵ月頃)
離乳完了期
(12~18ヵ月頃)
月齢の目安 離乳の開始離乳の開始 離乳中 離乳中 離乳の完了
食べ方の目安

お子さんの様子を見ながら、1さじから始めましょう。

母乳やミルクは飲みたいだけ与えましょう。

1日2回食で食事のリズムをつけていきましょう。

いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やしていきましょう。

食事のリズムを大切に、1日3回食に進めていきましょう。

家族一緒に楽しい食卓経験を。

1日3回の食事のリズムを整えましょう。

自分で食べる楽しみを手づかみ食べから始めましょう。

食べさせ方のポイント

姿勢は、体と首の角度に注意しましょう。

ひざに抱いた赤ちゃんの姿勢を、少しだけ後ろに傾けると、食べさせやすいです。

平らなスプーンを下くちびるの上にのせ、パクッと唇ではさみとるようになります。

1さじを多すぎずに。

やわらかめのものを前歯でかじりとらせて一口量の学習もする時期です。 ご飯を小さなおにぎりにしたり、ゆでた野菜を手で持てる大きさに切って手づかみ食べを十分にさせましょう。
口の動き

口に入った食べ物を、飲み込むことができる位置まで、送ることを覚えます。
口を閉じてごっくんとしている赤ちゃんのイラスト

最初は口をあけたまま飲み込みますが、だんだん口を閉じてゴックンするようになります。閉じにくい時は、下唇を閉じるように指で支えてあげましょう。

口の前のほうを使って食べ物を取り込み、舌と上あごでつぶして飲み込む動きを覚えます。
左右にモグモグしている赤ちゃんのイラスト

2~3秒モグモグして飲み込みます。

舌と上あごでつぶせないものを、歯ぐきの上でつぶすことを覚えます。
左右にカミカミしている赤ちゃんのイラスト

左右交互に、頬をふくらませてカミカミします。

食べこぼしながら、引き続き前歯で一口量をかじりとることを覚えていきます。
スプーンを持って口を開けている赤ちゃんのイラスト

奥歯が生えてきても、上手にかんで飲み込めるまでには、まだまだ噛んで飲み込む練習が必要です。

硬さの目安 なめらかにすりつぶした状態。
(ポタージュ状)

(ジャム状)
舌でつぶせる固さ。
(豆腐くらい)
歯ぐきでつぶせる固さ。
(バナナくらい)
バナナのイラスト
歯ぐきで噛める固さ。
(肉団子くらい)
食事の目安

「すりつぶしたおかゆ」から始めましょう。

すりつぶして、ポタージュ状にした野菜なども試してみましょう。

慣れてきたら、つぶした豆腐なども試してみましょう。

主食・主菜・副菜をそろえて。

お子さんの食欲や成長・発達の状況に応じて、種類や量を増やしていきましょう。

適量を判断するには、母子健康手帳にのっている乳児身体曲線のカーブに沿って伸びていれば大丈夫です。

主食・主菜・副菜をそろえて。

お子さんの食欲や成長・発達の状況に応じて、種類や量を増やしていきましょう。

適量を判断するには、母子健康手帳にのっている乳児身体曲線のカーブに沿って伸びていれば大丈夫です。

主食・主菜・副菜をそろえて。

お子さんの食欲や成長・発達の状況に応じて、種類や量を増やしていきましょう。

適量を判断するには、母子健康手帳にのっている乳児身体曲線のカーブに沿って伸びていれば大丈夫です。

味付け
  1. 味付けなし
  2. だしをきかせて、ほんのりと味付け
  3. 調味料は、大人の半分くらいの味付けで、だしをきかせて素材の味を大切に
  1. 味付けなし
  2. だしをきかせて、ほんのりと味付け
  3. 調味料は、大人の半分くらいの味付けで、だしをきかせて素材の味を大切に
  1. 味付けなし
  2. だしをきかせて、ほんのりと味付け
  3. 調味料は、大人の半分くらいの味付けで、だしをきかせて素材の味を大切に
  1. 味付けなし
  2. だしをきかせて、ほんのりと味付け
  3. 調味料は、大人の半分くらいの味付けで、だしをきかせて素材の味を大切に
食事の回数 1回 2回 3回 食事のリズムをつけ、生活のリズムを整えていきましょう。
授乳の回数 食後+お子さんが欲しがるだけ。
(授乳のリズムを整えましょう)
食後+1日3回程度 食後+1日2回程度

離乳食の進み具合に応じて与えましょう。

歩き始めをとらえて哺乳びんを卒業し、コップで飲む練習をしましょう。

手の動き 手伸ばし行動 熊手型つかみ

親指と人指し指のつまみ食べ。

手づかみ食べ。

手づかみ食べが上手になる・スプーン、フォークが持てる。
  • お子さんの成長とともに、だんだん離乳食の量が増えてきます。
  • 形のある食べ物をかみつぶして食べられるようになり、エネルギーや栄養素の大部分を食事からとれるようになれば離乳は完了です。
  • 3食をしっかり食べられるようになったら母乳(哺乳びんのミルク)は卒業しましょう。
  • 離乳の完了の頃は、お母さんに食べさせようとしたり、食事を通して親子のやりとりが楽しくなる時期です。
  • 離乳が完了しても、奥歯が生えそろう3歳頃までは、食べ物の固さ、大きさ、味付け等に配慮しましょう。

さあ、離乳食を始めよう!!体調や機嫌のよい日にスタートしましょう。

離乳食の始め方
区分 5~6ヵ月頃ごっくん
お母さんの膝の上に座っている赤ちゃんが、お母さんが持つスプーンから離乳食を食べようとしているイラスト
7~8ヵ月頃もぐもぐ
椅子に座って黄色いスタイをつけた赤ちゃんが、差し出されたスプーンの離乳食を大きな口を開けて嬉しそうに食べているイラスト
9~11ヵ月頃かみかみ
テーブルに置かれた食器から手づかみで食べ物を取って食べている赤ちゃんのイラスト
いつ? どのくらい?
  • 授乳の時間のうち、昼間の1回を決めて離乳食をあげましょう
  • 今の授乳時間は、お子さんにとってお腹が空きすぎて限界の時間です。その1~2時間前くらいに離乳食をあげてみましょう
  • お子さんの機嫌がよく、お母さんもゆとりのある時間を選びましょう
  • 初めての食品はひとさじから
  • 離乳食後の授乳は欲しがるだけあげましょう
  • 慣れることが目的です。あまり難しく考えずに進めましょう
  • 食べられる食品の数や量は増えましたか?
  • そろそろ2回食へすすめましょう
  • 主食(おかゆ、煮込んだうどんつぶし・パンがゆ)、主菜(魚類、豆腐類、卵、肉類など)、副菜(根菜類、葉物類)をそろえた離乳食にしましょう
バナナ
  • そろそろ3回食へすすめましょう
  • 乳汁の量はだんだんと減ってきます
どんなもの?
  • ポタージュ状にすりつぶしたおかゆ・野菜・果物などをあげましょう
  • 慣れてきたら、豆腐や白身魚(たいや塩抜きしたしらす)、卵黄(固ゆで)など、たんぱく質性の食品をあげましょう
  • ポタージュ状が食べられるようになったらジャム状にすすめましょう
  • 主食・主菜・副菜を交互にあげましょう
  • 舌でつぶせるくらい軟らかくしたものを、ほんのり味付けをしてうす味であげましょう
  • 豆腐状のやわらかさに慣れてきたら、粒もまじる形態に変えていきましょう
  • 歯ぐきでつぶせるくらい軟らかくしたものをあげましょう。軟らかくしたものをスプーンでつぶしてあげるといいですね
  • ほんのりと味付けしてあげましょう
チェックポイント
  • あまり難しく考えずに・ゆっくり・楽しく
  • 栄養の中心は、まだ乳汁です。しっかり飲ませましょう
  • 除々に2回食へすすめていきましょう
  • 水分補給は湯冷ましで
  • ゆっくり・楽しく
  • 煮ている野菜を取り出して、離乳食を作ると、種類も増えます
  • お母さんの口の動きをまねしてもぐもぐします
  • 「もぐもぐ」「おいしいね!」声をかけながら、じっくりと「もぐもぐ」の練習をしていきましょう
  • そろそろコップ・スプーンの練習を始めましょう。お茶がオススメです
  • こぼしたり汚したりしても怒らずに!できなくても自分の手で食べさせてみましょう(最後はお母さんが食べさせて)
    汚れてもいい環境づくりをするといいですね(エプロンをつけたり、下に敷物を敷くなど)

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こども健康部 こども家庭支援課 親子健康担当
電話番号:0463-82-9604
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