衣装でみる宮永岳彦 伝統と流行 2024年12月7日から2025年6月1日
問い合わせ番号:17327-7966-3516 登録日:2024年12月1日
優れた色彩感覚と流行に敏感な感性を持っていた宮永にとって、作品に描かれる衣装はデザイン的な自己表現であり、絵画技術を発揮するフィールドでした。
しかしそれだけではなく、美しいものをより美しく描くという宮永の終生変わらぬ姿勢の表れでもありました。純粋な美への憧れ。彩り豊かな作品たちを観ていると、それが宮永絵画の本質のように感じるのです。
“装い”とは、時代を映す鏡であり、文化であるといえます。好奇心旺盛で探究心の強かった宮永は、様々な時代の装いに興味を惹かれて、それを絵面に表現しました。
時にロマンティックで華麗な世界観、時に情熱ほとばしる躍動、時に芸術への賛美。宮永は衣装を通して、その時々の様々な想いを描き出しました。
本展では、宮永が描いてきた“衣装”に光を当て、その華麗な装いの彩り豊かな作品を紹介します。
伝統的なドレス衣装と最先端の流行服の対比は、美に対する造詣の深さを知るとともに、常にアンテナを張って感性を磨いてきた創作姿勢を感じることができるでしょう。美人画の他にも童画や挿絵、ポスターにいたるまで、あらゆる分野で宮永独自の美的センスが発揮されています。
衣装という視点から宮永作品を鑑賞すると、新たな魅力が見えてきます。宮永の衣装に対する想いを感じてみませんか。
会期
常設展示室 2024年12月7日(土曜日)から2025年6月1日(日曜日)まで
注:月曜日(祝日の場合は翌日)は休館。
展示作品一例
《松坂屋 全店歳暮大売出し》ポスター (制作年不明)
《甲府商工信用金庫1969年カレンダー》原画(制作年不明)
《オール讀物 1963年9月号》表紙原画(1963年)
《躍》 油彩画 80F(1966年)
《DENMARK 雅》 油彩画 60F (1971年)
《ROKUMEIKAN 凰》 油彩・キャンバス 100F (1981年)
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