高齢者帯状疱疹ワクチン予防接種
問い合わせ番号:17185-9896-6004 更新日:2025年4月1日
令和7年(2025年)4月1日から,、高齢者の帯状疱疹予防接種が定期の予防接種になりましたので、対象となる方へ接種費用の一部を助成します。
対象者のうち接種を希望される方は、効果と副反応について十分理解された上で接種期間内に接種してください。ただし、この予防接種は、義務ではありません。
なお、定期予防接種(助成が受けられる予防接種)として接種できる方は、予防接種法に定められた対象者になります。接種期間以外での接種は、任意接種となり、市の助成を受けることはできません。
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)と同じウイルスで起こる皮膚の病気です。日本人成人の90%以上は帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜伏しており、過労や疲労、ストレスなどで免疫力が低下するとウイルスが活性化して帯状疱疹を発症しやすくなります。
70歳代の発症が最も多く、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています。
帯状疱疹の症状
はじめに皮膚に神経痛のような痛みが起こり、ピリピリ・チクチクといった痛みや、焼けるような痛みを感じます。その後、水ぶくれを伴う赤い発疹が出現します。
帯状疱疹の特徴は、痛みや発疹が体の左右どちらかに見られ、症状は3~4週間程度続くこともあります。
このような症状が出た場合、できるだけ早く医療機関を受診し、治療してください。
帯状疱疹後神経痛(PHN)
帯状疱疹の代表的な合併症の一つに、発疹がなくなった後も長期に渡って痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)があります。
帯状疱疹患者の約20%で起き、特に加齢が発症リスクや痛みの程度等に関与するとされています。症状の程度は個人差がありますが、痛みは数か月から数年持続するなど、持続性の痛みにより睡眠や日常生活に影響を及ぼすこともあります。
帯状疱疹ワクチンの接種について
帯状疱疹の予防には、ワクチン接種が有効です。
現在、次の2種類のワクチンが接種できます。
名称 |
乾燥弱毒生水痘ワクチン |
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン |
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種類 | 生ワクチン | 不活性化ワクチン | |||
効能 | 水痘(水ぼうそう)・帯状疱疹の予防 | 帯状疱疹の予防 | |||
効果 | 発症予防 | 50~59歳 | 約70パーセント | 50歳以上 | 約97パーセント |
60歳以上 | 約50パーセント | 70歳以上 | 約90パーセント | ||
持続性 | 5年程度 | 11年程度 | |||
副反応 |
・注射部位の赤みや腫れなど |
・ 注射部位の痛み、腫れ、赤み、発熱、頭痛など |
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接種方法 | 皮下注射 | 筋肉内注射 | |||
接種回数 | 1回 | 2回 | |||
注意事項 | 既往歴等により、接種できない場合があります | 2回の接種で、接種が完了します 2回目は、1回目の2か月後以降6か月以内のなるべく早い時期に接種してください |
注:どちらのワクチンを受けるかについては、医師と相談のうえ、個人の判断で決めてください
定期接種対象者
令和7年(2025年)3月26日に、定期接種対象者の方へ利用券(ハガキ)を郵送しました。
年齢 | 生年月日 |
---|---|
65歳となる方 | 昭和35年4月2日から昭和36年4月1日 |
70歳となる方 | 昭和30年4月2日から昭和31年4月1日 |
75歳となる方 | 昭和25年4月2日から昭和26年4月1日 |
80歳となる方 | 昭和20年4月2日から昭和21年4月1日 |
85歳となる方 | 昭和15年4月2日から昭和16年4月1日 |
90歳となる方 | 昭和10年4月2日から昭和11年4月1日 |
95歳となる方 | 昭和5年4月2日から昭和6年4月1日 |
100歳となる方 | 大正14年4月2日から大正15年4月1日 |
100歳以上の方 | 大正14年1日以前 |
2 60歳以上65歳未満(昭和40年4月2日から昭和35年年4月1日生まれ)の方であって、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害があり、日常生活がほとんど不可能な方。
注:60歳以上65歳未満の方は、直接、実施医療機関等へご相談ください。
注:転入等で定期接種対象者であるが、利用券(ハガキ)がない場合は、健康づくり課(0463-82-9603)までお問い合わせください。
注:令和7年度から11年度までの間に、65歳以上の方すべてに定期接種の機会があります。
【例1】昭和26年5月5日生まれの方(令和7年度は74歳)→令和8年度75歳になる年度に利用券が届きます。
【例2】昭和34年7月7日生まれの方(令和7年度は66歳)→令和11年度70歳になる年度に利用券が届きます。
【例3】昭和30年1月1日生まれの方(令和7年度は71歳)→令和11年度75歳になる年度に利用券が届きます。
実施場所
令和7年実施医療機関一覧(PDF/313KB)
ワクチンの在庫状況等によって、予約が必要となる場合があります。各医療機関によって状況が異なるため、医療機関へ直接ご確認ください。
実施医療機関以外で接種を受ける方へ
施設入所・入院等のやむを得ない事情があり、本市と委託契約を結んでいない医療機関で予防接種を希望する場合は、健康づくり課(0463-82-9603)へ事前にご連絡ください。
予防接種健康救済制度の適用を受けるためには、市が発行する「高齢者予防接種区域外接種依頼書」の申請が必要となります。
注:市と委託契約を結んでいる医療機関での接種は、予防接種法に基づく「定期予防接種」としての扱いとなり、市が健康被害救済にかかる対応をいたします。できるだけ委託契約を結んでいる医療機関での接種をお勧めします。
注:市と委託契約を結んでいない医療機関での接種は、「任意予防接種」の扱いとなり、健康被害が生じた場合、本人またはその遺族の方が、独立行政法人医薬品医療機器総合機構に健康被害救済にかかる対応をしていただくことになります。
助成対象期間
令和7年4月1日から令和8年3月31日まで
注:対象期間以外は、助成の対象とはなりませんので、ご注意ください。
接種費用(自己負担額)
- 生ワクチン:2,700円
- 不活化ワクチン:7,000円(1回当たり)
接種費用の免除
次の1.から3.のいずれかに該当する方は、接種費用が免除になります。
- 生活保護世帯に属する方
- 中国残留邦人等の支援給付受給世帯に属する方
- 令和7年度の市民税が非課税である世帯に属する方(注:市民税の課税状況が確定するのは5月末頃です。)
1.から3.に該当する方は医療機関等に証明書を提示してください。(いずれか1つ提出)
- 生活保護受給証明書
- 中国残留邦人等の本人確認証
- 秦野市保健事業費用免除措置確認書
注:6月以降に健康づくり課で申請してください(身分証明が必要です)。
費用免除について - 令和7年度の介護保険料納入通知書(第1~第3所得段階のみ)
- 介護保険負担限度額認定証(令和7年8月1日以降適用)
- 後期高齢者医療限度額適用・標準負担額減額認定証(令和7年8月1日以降適用で適用区分【1】 ・【2】 )
注:「非課税証明書」は予防接種費用を免除する証明書として使用できませんのでご注意ください。
持ち物
- 利用券はがき(定期接種対象者のうち1.と3.に該当する方のみ)
- マイナンバーカードなど住所・年齢が確認できるもの
- 費用免除対象者に該当する方は、証明書(上記のとおり)
予防接種を受けるに当たっての注意事項
予防接種は個人の発症や重症化予防を目的としていますが、接種後、接種部位のはれ、発熱等の症状が出る場合があり、まれに、重篤な症状を引き起こすこともあります。接種に当たっては、医師に相談し、ワクチンの効果とリスクを十分に考慮したうえ、個人の判断により接種を受けてください。
関連リンク
このページに関する問い合わせ先
所属課室:こども健康部 健康づくり課 健康づくり担当
電話番号:0463-82-9603