令和5年　歳末特別査察の実施

　令和5年12月中旬、秦野市消防本部では大型商業施設を対象に歳末特別査察を実施しました。

　年末年始の大型商業施設は、大売出しによる商品の陳列や、不特定多数の集客が多く見込まれることから、避難経路の確保や消防用設備の維持管理がより一層重要となります。

　歳末特別査察では、防火管理業務の実施や、避難経路及び消防用設備の維持管理状況を重点的に確認し、年末年始に向け防火意識を高めていただくよう周知徹底しました。

　

移動式粉末消火設備の取扱い説明

　歳末特別査察とあわせて、移動式粉末消火設備の取扱い説明を実施しました。

　令和5年8月下旬、神奈川県内にあるパチンコ店の立体駐車場での火災を踏まえ、同施設の従業員を対象に、屋上駐車場に設置されている消火器及び移動式粉末消火設備の取扱い訓練を実施しました。

　使用方法を確認することによって、初期消火に対する意識を高め、被害を最小限に止める効果が期待できます。

　 

消防からのお願い

　歳末は、市民生活の繁忙に加え、火気を使用する機会が増加すること、空気が乾燥すること等により、火災が発生する危険性が危惧されます。

　火災の発生を未然に防ぎ、市民等のみなさんが安全で安心して良い年を迎えられるために、火災対応について共通した認識を持つことで、万が一発生した火災においても、火災の発見から有効な初期消火や避難誘導活動が迅速に行えるため、日頃から防火に対する共通認識を持てるよう積極的に消防訓練の実施を心掛けるようにしましょう。