広報はだの8月15日号 1面 No.1153 人口と世帯 28.7.1現在 総人口 16万6748人(前月比−57) 内 訳 男 8万5209人(前月比−7)     女 8万1539人(前月比−50) 世帯数 7万90世帯(前月比+31) 主な内容 ◇大根地区の新しい防災活動(2面) ◇ご意見を 空き家等の対策(3面) ◇多くのメディアを活用 市からの情報発信(5面) ◇じんじん秦野編(仮題) 撮影リポート (6面) 時を継ぎゆく 水の花  「花が咲くこの時期だけ、この庭を『浄土苑』って呼んでいるんです」  ハスを愛して30年以上の相原稔さん(89歳・寺山)。自宅の庭にズラリと並んだ水がめから、人の背丈ほどもある茎が伸び、花開く姿は圧巻の光景です。  「朝露が輝く早朝が一番奇麗。見た人が心を清められるような場所にできたらと思って」  農業高校の教員時代に、教え子の家族から種を譲り受けて始まった趣味のハス栽培。年々増え続け、今では近くの川から水を引き、家族や親戚総出で世話をしています。  「ハスは品種も多い。育てている人同士で種などを交換し合うのも楽しみの一つ」 と相原さん。それを物語るのが、60品種を超えた自慢の花々。中には、2000年前の地層から出てきた日本古来の貴重な「大賀ハス」もあります。  高齢になり、今はなかなか世話ができないことから、最近は敷地内に池をもつ市内の寺などに譲り渡したりもしているそう。  別名「水の花」とも呼ばれるハス。人から人へ受け継がれ、名水の里・秦野にたくさん咲いてくれたら、すてきですね。 ピンクのグラデーションが美しい大賀ハス 丹精込めて育てたハスの花と相原さん