●広報はだの5月1日号9面 平成27年度の財政状況  皆さんが納めた税金などが、どのように使われているかを知っていただくため、条例に基づき毎年5月と11月に財政状況を公表しています。今回は、平成28年3月31日現在の平成27年度予算の執行状況についてお知らせします(1万円未満四捨五入)。 問い合わせ 財政課☎(82)5116 一般会計予算の執行状況  平成27年度一般会計の当初予算額は、488億8000万円でしたが、予算を補正し、12億7712万円増額の総額501億5712万円になりました。一般会計の収入済額は、総額452億6142万円で収入率は90・2%です。収入のうち最も多いのが市税で、51・2%を占めています。一方、支出済額は、総額433億5968万円で、執行率は86・4%です。収入率に比べて執行率が低い理由は、建設工事などの支払いが4月以降に多いためです。  支出した主な事業は、社会保障関係費やカルチャーパーク再編整備事業、しぶさわこども園整備事業、鶴巻温泉駅南口周辺整備事業などです。 整備されたカルチャーパーク 4月に開園したしぶさわこども園 未来へつなぐまちづくりを前進  家屋の新築、増築の増加による固定資産税の増収や税率の引き上げによる軽自動車税の増収を見込む一方、給与所得者の減少などによる個人住民税の減収、税率の引き下げによる法人市民税の減収など、本市の財政は、依然として厳しい状況です。そうした中でも、本市が「将来にわたり輝き続けるまち」であるために、「豊かな自然・良好な住環境づくり」、「未来につなぐ出産・子育て」、「安全・安心で人との絆を大切にするまちづくり」、「にぎわいと交流を創出する地域経済活性化」の4つの施策を柱として、質の高いまちづくりを進めていきます。 整備が進む定住化促進住宅 収入・支出の状況 市有財産の状況 種     別 土     地 建     物 地  役  権 有 価 証 券 出資による権利 債     権 基金(一般会計) 財政調整基金 公共施設整備基金 職員退職給与準備基金 住宅新築等資金借入金償還準備基金 文化振興基金 みどり基金 スポーツ振興基金 地下水汚染対策基金 ふるさと基金 土地開発基金 現金 土地 現在高 (面積・金額) 177万5261㎡ 32万349㎡ 2665㎡ 1275万円 1億1558万円 4864万円 30億256万円 3億2390万円 7億3936万円 6569万円 6239万円 790万円 245万円 81万円 1億3021万円 2億1247万円 1315㎡ 9453万円 対前年度(同期) との増減 -903㎡ -830㎡ なし -2243万円 -3億1526万円 +1億1360万円 +2589万円 -1992万円 +21万円 -28万円 +10万円 +14万円 +1億3021万円 +186万円 -18㎡ -186万円 主な増減理由 旧渋沢保育園用地売却による減 旧渋沢保育園建物無償譲渡による減 — 住宅新築等資金貸付金債権回収(新規貸付なし) 繰越金及び利子などの積立て 一般会計へ繰り出し 一般会計からの繰り入れなど 一般会計へ繰り出し 一般会計からの繰り入れなど 一般会計へ繰り出し 利子・寄付金・その他 土地売却による増 土地売却による減 市民1人当たりの市税負担 13万9208円 前年度と比べ567円の増額 ※平成27年国勢調査速報値に基づく平成28年4月1日現在の推計人口16万6801人で算出 市債の状況  一度に多額の経費が必要となる道路や下水道、学校などの施設整備は、公平性の観点から、将来にわたり施設を利用する市民にも負担を求めるため、市債という長期の借金をしています。将来に負担を先送りすることのないように、今後もできる限り市債に頼らないようにし、縮減に努めます。 区  分 一般会計 国民健康保険 事業特別会計 下水道事業 特別会計 水道事業会計 合  計 市債の現在高 337億4172万円  (+7億2618万円) 0円  (-3000万円) 353億1017万円  (-1億8623万円) 75億7705万円  (-9625万円) 766億2894万円  (+4億1370万円) 市民1人当たり 20万2287円  (+9192円) 0円  (-178円) 21万1690円  (-1206円) 4万5426円  (-193円) 45万9403円  (+7615円) ※市民1人当たりの市債の額は、平成27年国勢調査速報値に基づく平成28年4月1日現在の推計人口16万6801人で算出。( )内は、対前年度(決算額)との増減 一時借入金  一時借入金とは、国や県からの補助金などの収入が遅れたため、市が支払う資金が一時的に不足したときに借り入れるお金のことです。平成28年3月31日現在、一時借入金はありません。