●広報はだの5月1日号8面 「今なぜ使用料の見直しが必要なのか」を意見交換 公共施設フォーラム2016  将来にわたり市民の皆さんが快適に公共施設を利用できるよう、市では限られた財源で施設サービスを維持していく取り組みを進めています。施設の老朽化に伴う更新に備え、計画的な財源確保が求められる中、本市の人口、財政などの現状や見通しとともに、なぜ使用料の見直しが必要なのかなどについて話し合うフォーラムを開催しました。  今回は、1月16日から3月26日にかけて、公民館など13会場で交わされた主な意見を紹介します。 問い合わせ 公共施設マネジメント課☎(82)5122 財政について Q.使用料の見直しをしなくても本市の財政状況は健全なのでは? A.本市は、人口一人当たりの市税額が県内19市で下から3番目という財政状況です。そこで、税収が少ない本市は、行政改革を続けることにより健全財政を維持してきました。しかしながら、10年後に「団塊の世代」が75歳以上になる「2025年問題」と言われているように、今後の社会保障費の増加や、人口減少による市税の減少などが見込まれます。施設使用料の見直しは、行政改革の取り組みの一つとして進めています。 公共施設の利用者と見直しについて Q.「定期的に利用する市民は3割」と聞いたが、利用者の活動が結果的に市民全体の健康増進につながっているのであって、受益者は利用者だけではないのでは? A.利用者負担は、単に財源の確保を目的としているのではありません。市民間の負担の公平、すなわち公共施設の利用という特定のサービスを受ける場合は、利用者が一定の負担をすることにより、公平性が保たれること、最終的には限られた財源の中で最良の市民サービスの実現を図ることを目指しています。 公民館について Q1.社会教育の推進のため、公民館の使用料を見直すべきでないと考えるが? Q2.県内で公民館の使用料を有料にしている市は? A1.社会教育には、市が公民館などで実施する事業のほかに、民間の教育事業者が行う教育活動もあります。社会教育活動の主体や内容が多様化する中で、公民館は社会教育活動の場として、選択肢の一つであり、維持管理や運営に多額の経費が生じていることから、応分の負担を求める必要があると考えています。 A2.県内19市では、本市を含む12市が有料です。 税の使い方について Q.カルチャーパークの再整備に多額の経費が掛かっているが、身近な公民館などの修繕や建て替えが優先されるべきでは? A.年間100万人以上の方に利用されているカルチャーパークは、公民館と同様に生涯学習活動を行うための重要な施設であることから、老朽化への対応に加え、バリアフリー化のために再整備を行いました。 施設の経費の算定について Q.公共施設の経費に加算される減価償却費について、市町村財政には減価償却の考え方は無いのでは? A.将来の施設の更新や大規模改修に備えるためには、公共施設に係る経費に減価償却の考えを取り入れる必要があります。また、民間企業と同様に減価償却の考えを取り入れた「新地方公会計制度」の導入については、国からの要望を受けて、現在本市を含む全ての市町村が取り組んでいます。 その他の意見や提案を紹介します ◇施設間の使用料に差が出ないように、きちんと設定して欲しい。同時に、利用環境の向上も検討して欲しい。 ◇施設の稼働率が低いということは「供給過剰」とも言える。今後は、施設の統合なども自然な流れになるのではないか。 ◇公共施設を利用しない立場から言えば、自分が使っていない施設の経費の9割を税金で賄っていることに疑問を感じる。 ◇使用料の節約のために、大会議室を仕切って複数の団体で利用すれば良い。 ◇若者の立場からすれば、施設を維持するのは非常に大変なのだから、将来にわたって維持していくためには、今の利用者が相応の負担をすべきだと思う。 ◇見直し方針の策定やフォーラムの実施について周知が足りなかったと思う。  施設使用料の見直しを進めることについては、それぞれの立場の方がさまざまな意見をお持ちです。今回のフォーラムで寄せられたものも含めて、本市に寄せられた意見や提案は、市ホームページなどで随時公表していきます。 ふるさと基金を設置しました  全国の寄付者から寄せられたふるさと寄付金(ふるさと納税)を本市のまちづくりに役立てるため、4月からは、寄付をする方に次の10項目から使い道を選んでいただきます。こうしていただいた寄付金は、他の寄付金と区別してふるさと基金で一元的に管理し、寄付者の意向に沿って必要な事業に使います。 寄付の使い道 ①子育ての支援又は充実に関する事業 ②みどり又は里山の保全又は創造に関する事業 ③地下水又は湧水の保全に関する事業 ④福祉の充実に関する事業 ⑤観光の振興に関する事業 ⑥教育の充実に関する事業 ⑦スポーツ又は健康増進の振興に関する事業 ⑧住みよい街づくりの整備に関する事業 ⑨文化又は生涯学習の振興に関する事業 ⑩使途指定なし(秦野市のために) 里地里山の保全のために 子育て支援のために 問い合わせ 資産経営課☎(82)5124 ご協力ありがとうございました 熊本地震災害義援金 ◇柳町商店会 ◇秦野市ボランティア連絡会 ◇秦野市西地区社会福祉協議会 ※市内公共施設など21カ所に募金箱を設置しています 問い合わせ 地域福祉課☎(82)7392 平成28年度 市税などの納期限  納付は口座振替の利用が便利です。なお、平成27年中に固定資産の所有者を変更したときは、今まで登録していた口座からは引き落としができません。引き続き口座振替を利用するときは、新たに申し込んでください。 ①市県民税  (普通徴収) ②固定資産 ③償却資産 ④軽自動車税 ⑤国民健康保険税 ⑥介護保険料 ⑦後期高齢者医療保険料 第1期・全期 6月30日(木) 5月31日(火) 5月31日(火) 第2期 8月31日(水) 8月1日(月) 第3期 10月31日(月) 9月30日(金) 第4期 1月31日(火) 12月28日(水) 第1期 6月30日(木) 第6期 11月30日(水) 第1期 8月1日(月) 第6期 1月4日(水) 第2期 8月1日(月) 第7期 12月28日(水) 第2期 8月31日(水) 第7期 1月31日(火) 第3期 8月31日(水) 第8期 1月31日(火) 第3期 9月30日(金) 第8期 2月28日(火) 第4期 9月30日(金) 第9期 2月28日(火) 第4期 10月31日(月) 第9期 3月31日(金) 第5期 10月31日(月) 第10期 3月31日(金) 第5期 11月30日(水) 問い合わせ ①~⑤は市民税課☎(82)5129、⑥は高齢介護課☎(82)9616、⑦は国保年金課☎(82)9613