特集号01 木造建築物耐震化補助特集号 あなたの家は大丈夫? 地震から身を守るために 耐震診断から始めよう  阪神・淡路大震災で亡くなった人の約8割が住宅の倒壊などによる窒息死・圧死によるものです。その中でも昭和56年6月より前の基準で建築された木造住宅に被害が集中しました。このように旧基準で建築された住宅は、一定の耐震性があるのか?耐震補強が必要なのか?を居住者自身が認識することが大切です。 木造住宅の 耐震化を 補助します ①耐震診断 【補助額】 ・診断費用の10分の9 (限度額8万5千円) 地震に対する建物の強さを診断します。 ②補強設計 【補助額】 ・設計費用の2分の1 (限度額5万円) 診断結果を見て、どこをどのように補強するか計画します。 ③耐震改修工事 【補助額】 ・工事費用の2分の1(限度額50万円) ・現場監理費用の2分の1(限度額3万円) 【工事例】 補強設計に基づき、建物の弱点となっている部分を補強します。 柱の間に筋かいや構造用合板を設置し、揺れに強い「耐力壁」を増やす 筋かい設置 構造用合板設置 住宅の隅に耐力壁を配置すると効果的です 玉石基礎は、鉄筋コンクリート造の布基礎に改修し、土台を載せアンカーボルトで締め付ける 玉石基礎を鉄筋コンクリート造の布基礎に改修 土台、柱、筋かいなどの接合部は金物で固定する 羽子板ボルト設置 筋かいプレート設置 腐食やシロアリによる被害のある部材は防腐処理等をした部材に取り換え、金物で接合する 腐食した土台と柱を取り替え、金物で固定 補助の対象  昭和56年6月1日より前に着工した木造建築物(住宅・兼用住宅・長屋)を自ら所有し、住んでいる方、及び同居の配偶者や親族など 注 下記に該当する場合、補助が受けられません。 1 昭和56年6月1日以降に10㎡を超える増築をしている建築物 2 パネル構造等のプレハブ住宅 ※改修工事の補助を受ける場合、4m未満の道路に接している敷地の方は、道路後退が必要です。 筋かいの設置による補強の例 よくある質問 ◇費用はどのくらいかかるの? 過去5年の平均 個人負担額 診断費 約10万円 約1万5千円 設計費 約10万円 約5万円 工事費 約150万円 約100万円 〈参考〉対象建築物の延床面積の平均:約100㎡ ◇誰に頼めばいいの? 市の窓口やホームページにあります耐震診断技術者名簿から選び、連絡してください。 ◇改修工事後に申請はできるの? 診断・設計・改修工事をそれぞれ実施前に申請する必要があります。 ◇診断だけでも補助が出るの? 診断だけでも補助が受けられます。 過去5年の平均 個人負担額 診断費 約10万円 約1万5千円 設計費 約10万円 約5万円 工事費 約150万円 約100万円 〈参考〉対象建築物の延床面積の平均:約100㎡