●P4 広報はだの 平成26年(2014年)5月1日 4 意識を高めて 事故ゼロのまちへ  春の全国交通安全運動期間中、県内の交通事故死者数は全国最多の13人。あなたは日ごろから、安全な行動ができているだろうか。事故に遭わないためにはどのような心掛けが必要か、考えてみよう。 問い合わせ くらし安全課☎(82)9625 県警職員の指導のもと手を挙げて進む児童たち 自転車の安全運転を啓発する 事故を減らす第一歩は意識から 「右を見て、左を見て、もう一度右を見て。十分注意して渡りましょうね」  県警職員の声に合わせ、手を挙げて、しっかりとした足取りで歩く児童たち。先月11日、西小学校の1年生120人が、交通安全教室で、横断歩道を渡る練習をした。  こうした取り組みや交通安全運動などの呼び掛けもあり、平成25年の市内の交通事故発生件数は、前年に比べて99件減少し、501件となった。件数は減少したものの、事故での負傷者は絶えず、中でも、マナーを守らない自転車利用者による事故が依然として多い。  交通安全協会は、先月、春の全国交通安全運動に合わせ、市くらし安全課、秦野警察署などと協力して、自転車利用者へのマナーアップを呼び掛けた。 「イヤホンやヘッドホンで、音楽を聴きながら運転している人が多くいます。周りの音が聞こえないと、車が近寄ってきても気付かないので危険です」 と話すのは、交通安全協会の芦川昌男さん(鶴巻南三・68歳)。その他にも、携帯電話やスマートフォンなどの操作に夢中になり、自動車や自転車、歩行者に気付かず、思わぬ事故につながることもあるという。  自転車に乗るには、運転免許証は必要ない。誰でも気軽に乗れるという安心感から、交通マナーを軽視する利用者が多い。芦川さんは、交通マナーを守り、周りの状況に配慮しながら自転車を利用してほしいと訴える。 本当に大丈夫? よく見て判断を  昨年の市内の交通事故による死者数は、前年より3人増加し、5人だった。そのうち4人が高齢者だ。  先月3日、高齢者の交通安全意識を高めるため、山谷自治会館で、歩行環境シミュレータの体験会が行われた。頭部に付けたセンサーが体験者の首を動かす時間や角度を計り、安全に道路を横断できるかを評価する。体験したのは65歳から90歳までの地域団体「いこいの会」の12人。パネルに映された車の動きを確認し、全員、事故に遭わずに道路を渡った。 「しっかり見ているつもりでしたが、確認時間が短いという結果が出ました。もっとじっくり見る必要があるんだね」  体験した清水元代さん(66歳・曽屋)は、今後に生かしたいと話す。  人の目で車の大体の速度を判断するには、2秒以上かかるという。また、体ごと向かないと見えない部分には、より注意が必要だ。県警本部交通安全教育隊の隊員は、 「青で渡っていても、信号無視の車にひかれてしまうことがあります。安心せずに、車が来ていないか、しっかり確認をしてください」 と話す。特に夕方は、ライトをつけずに走る車がいるので、暗い中で運転手に存在を知らせる反射材を身に付けることが有効だと強調する。  さっと終わらせてしまいがちな安全確認を十分行うことで、事故を防ぐことができる。自分は大丈夫と安心せずに、常に細心の注意を払って、周りの状況を確認してほしい。 パネルを見ながら横断体験 意見 募集 新東名高速道路秦野SA(仮称) スマートICを活かした周辺土地利用構想案  平成32年度に供用開始を予定している、新東名高速道路。交通利便性の向上や地域の活性化などのため、秦野SA(サービスエリア)から乗り降りできるスマートIC(インターチェンジ)の実現を目指しています。周辺土地利用の構想案と、実現への意見を募集します。 募集期間 5月28日(水・必着)まで 閲覧場所 市役所5階新東名周辺整備担当、市役所3階行政情報閲覧コーナー、公民館、駅連絡所、図書館、市ホームページ 提出方法 意見提出用紙(閲覧場所にあります)に住所、氏名、電話番号、意見を書き、〒257−8501新東名周辺整備担当へ郵送または持参。ファクス((84)5235)、Eメール(s-tomei@city.hadano.kanagawa.jp)も可 問い合わせ 新東名周辺整備担当☎(82)5241 活動費を補助します 被災地復興支援のボランティア 対象 市内に活動拠点があり、5人以上の構成員が被災地で活動するボランティア団体 ※支援物資搬送のみの活動を除く 対象経費 市から被災地までの往復車両燃料費、有料道路通行料、被災地までの車両借上料 補助額 対象経費の2分の1以内(上限額15万円) 申し込み 申請書(市役所2階地域福祉課、市ホームページにあります)を6月30日(月)までに地域福祉課へ持参 問い合わせ 地域福祉課☎(82)7392 地域で活動するボランティア 民生委員・児童委員を知っていますか  民生委員・児童委員は、地域住民の相談相手や福祉とのパイプ役として、社会福祉の増進のために次のような活動をしています。 ◇ひとり暮らしの高齢者や高齢者の世帯への訪問・見守り ◇相談内容に応じたサービスの情報提供や福祉の窓口の紹介 ◇地区福祉まつりや高齢者世帯への配食サービスなど、地区社会福祉協議会の事業への協力 ◇子育てサロンなどでの相談・支援活動や子育て情報の提供 ◇コミュニティ保育グループの活動支援 ◇児童相談所や児童福祉関係機関と連携した、いじめや不登校、児童虐待の早期発見と問題解決への協力 ※相談者のプライバシーは必ず守りますので、気軽に相談してください。 地域の民生委員・児童委員が分からないときは、問い合わせてください。 問い合わせ 地域福祉課☎(82)7392 あなたの思いを赤十字に  日本赤十字社は、人道と博愛の精神を基本理念として、国内外の災害救援活動をはじめ、献血の促進や社会福祉事業、ボランティアの育成などに取り組んでいます。  赤十字の事業は、皆さんからの寄付金などによって支えられていますので、ご協力をお願いします。 問い合わせ 日赤秦野市地区(地域福祉課内)☎(82)7392