●P3 3 平成26年(2014年)5月1日 広報はだの 努力と工夫で健全財政を維持 平成25年度の財政状況  皆さんが納めた税金などが、どのように使われているかを知っていただくため、条例に基づき毎年5月と11月に財政状況を公表しています。今回は、平成26年3月31日現在の平成25年度予算の執行状況と今後の財政の運営方針をお知らせします(1万円未満四捨五入)。 一般会計予算の執行状況  平成25年度一般会計の当初予算額は、462億円でしたが、補正予算で、24億5747万円増の総額486億5747万円になりました。  一般会計の収入済額は、総額431億2380万円で収入率は88・6%です。最も多いのが市税で、53・7%を占めています。一方、支出済額は、総額409億3327万円で執行率は84・1%です。収入率に比べて執行率が低い理由は、年度末の建設工事などの支払いが4月以降にあるためです。  平成25年度に支出した主な事業には、全国報徳サミットの開催、中央運動公園陸上競技場トラックの改修、鶴巻温泉駅南口周辺の整備などがあります。 明日のふるさと秦野の礎を築く  生産年齢人口の減少などで市税が減る一方、高齢化が進み、生活保護費などの社会保障関係経費が増え続け、本市の財政は、依然として厳しい状況です。そうした中でも、将来にわたって安定した行政サービスを提供するために、常に健全財政を意識しながら子育て・教育環境の充実、震災への備えや大雨対策など緊急の課題、公共施設の再配置など先見的な事業に重点的に取り組みます。  平成27年1月1日には、市制施行60周年を迎えます。新たな節目からの発展を願い、将来の暮らしを支える都市基盤整備にも積極的に投資することで、明日のふるさと秦野の礎を築いていきます。 問い合わせ 財政課☎(82)5116 市民1人当たりの市税負担 収入・支出の状況 市債の状況  道路や下水道、学校などの施設整備には、一度に多額の経費が必要です。この経費を補うため、銀行などから借り入れる資金を市債といいます。公平性の観点から、将来にわたって施設を利用する市民にも負担を求めるため、市債という長期の借金をしています。  市債残高は、平成16年度をピークに年々減少しています。今後もできる限り市債に頼らないように財政を運営し、市債残高の縮減に努めます。 区  分 市債の現在高 市民1人当たり 一般会計 342億8512万円  (-5767万円) 20万8391円  (703円) 国民健康保険 事業特別会計 6000万円  (-3000万円) 365円  (-179円) 下水道事業 特別会計 360億9088万円  (-5億 709万円) 21万9367円  (-1959円) 水道事業会計 79億 139万円  (-4748万円) 4万8026円  (-44円) 合  計 783億3739万円  (-6億4224万円) 47万6149円  (-1479円)※市民1人当たりの市債の額は、平成26年3月31日現在の住民基本台帳人口で算出。( )内は対前年度(決算額)との増減 市債残高の推移 一時借入金  一時借入金とは、国や県からの補助金などの収入が遅れたため、市が支払う資金が一時的に不足したときに借り入れるお金のことです。平成26年3月31日現在、一時借入金はありません。 市有財産の状況 種     別 現在高 (面積・金額) 対前年度(同期) との増減 主な増減理由 土     地 174万 169㎡ 4671㎡ カルチャーパーク整備事業用地の購入など 建     物 31万8014㎡ 163㎡ 防災備蓄倉庫や表丹沢野外活動センター風呂棟の新築など 地  役  権 2665㎡ なし — 有 価 証 券 1275万円 出資による権利 3億2558万円 債     権 8498万円 −2017万円 住宅新築等資金貸付金債権の回収(新規貸付なし) 基金(一般会計) 財政調整基金 34億6999万円 916万円 繰越金・利子などの積み立て、一般会計への繰り出し 公共施設整備基金 8409万円 432万円 一般会計からの繰り入れなど 職員退職給与準備基金 6億5359万円 1億2219万円 住宅新築等資金借入金償還準備基金 1億 251万円 −3687万円 一般会計へ繰り出し 文化振興基金 5360万円 48万円 利子・寄付金・その他 みどり基金 801万円 16万円 スポーツ振興基金 214万円 50万円 地下水汚染対策基金 58万円 4万円 土地開発基金 現金 2億4104万円 549万円 土地の売り払いによる増 土地 498㎡ −47㎡ 土地の売り払いによる減