RSウイルス感染症について
問い合わせ番号:10010-0000-2419 更新日:2024年7月1日
RSウイルス感染症は、RSウイルス(Respiratory Syncytial Virus)により引き起こされる急性の呼吸器感染症で、主に0歳~1歳の乳幼児に多く、近年は夏から増加し、秋にピークとなります。特に小さいお子さんのいる家庭では注意が必要です。
症状
- 潜伏期間は、2~8日(通常4~6日)です。
- 症状は、鼻水や咳、発熱などの軽い風邪に似た症状が起こりますが、生後6か月以内の乳児が初めて感染する場合、肺炎や気管支炎等、重症化することもあります。
- 初めて感染した乳幼児の約7割は軽症で数日のうちに軽症しますが、約3割では咳が悪化し、喘鳴(ぜいめい)や呼吸困難、さらに気管支炎などの症状が増加します。
- 一般的には、風邪に似た症状のみで重症となることは少ないとされていますが、慢性呼吸器疾患等の基礎疾患のある高齢者や免疫不全者では、重症化するリスクのあることが知られており、注意が必要です。
感染経路・治療について
- 主な感染経路は、せきやくしゃみによる「飛沫感染」と、ウイルスがついた手指等の接触による「接触感染」です。
- 特効薬はなく、対症療法(症状を和らげる治療)が中心になります。
予防方法
- マスクの着用、流水と石鹸による手洗いなど、基本的な感染対策が有効です。
- 乳幼児がいるご家庭では、お子様にうつさないよう、風邪のような症状がある家族は接触をさけ、マスクを着用する等の配慮が大切です。
- 60歳以上を対象としたワクチン及び生まれくるお子様の予防を目的とした妊婦に接種するワクチンがあります。
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