平成29年(2017年) 広報はだの10月15日号 1面 No.1180 人口と世帯 29.10.1 現在 総人口 16万5909 人 (前月比−74) 内 訳 男 8万4832 人 (前月比−36) 女 8万1077 人 (前月比−38) 世帯数 7万689 世帯 (前月比+35) 主な内容 ◇10月22日は衆議院議員総選挙(2面) ◇指定文化財の特別公開(4面) ◇特集「総合計画HADANO2020プラン」(折込面) 「いらっしゃいませ」な、文化財。   11月1日~7日は、文化財保護強調週間。今年6月には、「宇山商事店舗」(寿町)が市内の建築物では初めて国の登録有形文化財となり、近々、「五十嵐商店」(本町)や「蓑毛大日堂」も登録が予定されています。  歴史的に価値のあるものは、触れずに厳重に保管しておくのが一般的。しかし、暮らしの中で受け継がれ、愛され、家族のように身近な存在。そんな文化財もあるんです。  昼下がり、土間にのんびり腰掛ける夫婦。入口の引き戸の大きなガラスを通して、道を行き交う人の様子がよく分かる。「あ、近所の◯◯さん」目が合うと、それが井戸端会議開始の合図。  「ここは本当に落ち着く。また平気で2時間くらい話し込んじゃうね」  これが宇山商事店舗の日常だ。築90年を迎えるこの建物は、長い年月を経た木造ならではの風合いを見せつつも、驚くほど奇麗な姿を保っている。  「建材は、曽祖父が縁の下で何十年も乾燥させた硬いアカケヤキ。神社などを専門とする宮大工が、釘を使わない特別な工法で建てたそうです。東日本大震災のときでも、神棚のだるまは落ちませんでしたよ」  宇山晃弘さん(71歳)は、ここで生まれ育った3代目。幼い頃から、店には愛着があった。長男として、祖父や父から期待されていることも分かっていた。  「でも、本心は音楽をやりたくてね」  18歳のとき、グループサウンズの流行に身を任せ、家出同然で横浜へ。仲間を増やしライブに明け暮れたものの、5年で夢に見切りをつけて帰ってきた。  「知らず知らずのうちに、故郷を懐かしむ歌を歌っていました」  家業を継ぎ、先代と店の積み重ねた歴史を守る日々。しかし5年前、事務所を隣の建物に移す転機が訪れた。店として一つの役目を終えた土間は、自然と地域の人が集まる場所になった。  「外から建物を興味深げに見ていた外国人に声を掛けて、ここで一緒にご飯を食べたこともありましたよ」  4年前には、同じように観察していた東海大学の教授を招き入れて、工学部の学生にも見学してもらった。「これは国の文化財の価値がある」と、登録の話はトントン拍子に進んだ。  「ここに来てくれるみんなのおかげで、この店の素晴らしさに気付けた」  かつての音楽仲間も、その一人。  「お前も店も人を集める力があるな」  その一言が、何よりうれしかった。  「つまりは、気(木)づかいが素晴らしいってことですね」 と笑う。今年6月に正式な登録証を受け取ったが、特にお祝いはしていない。  「ここにいれば、おめでとうと声を掛けてもらえますから」  日々みんなと共にいる、そんな「古いけど新しい」文化財になれたら。宇山家の「いらっしゃいませ」の心は、今もこの先も変わらない。 背景写真:店舗の土間に集まる宇山一家と近所の皆さん(晃弘さんは前列左から3人目) 宇山商事店舗Profile…  1928年(昭和3年)5月に完成した木造2階建て瓦葺(かわらぶ)きの建築物。現社長の晃弘さんの祖父・政造さんが建て、炭などの燃料や肥料、米などを販売してきた。国登録有形文化財の登録に当たっては、土間や奥行きの深い「下屋庇(げやびさし)」が当時の関東町屋の特徴を示しているほか、内壁に施されたつややかな「磨き漆喰(しっくい)」などが当時の歴史的景観を伝えると評価された。 平成29年(2017年) 広報はだの10月15日号 2-3面 No.1180 お知らせ 定員のあるものは原則申し込み先着順、ないものは原則入場自由です。 市のメールアドレスは@以下にcity.hadano.kanagawa.jpを付けてください。 行政一般 ●お知らせください 家屋の状況  家屋の固定資産税は、毎年1月1日現在の状況で課税しています。取り壊しや増・改築、用途変更したときは、すぐにご連絡ください。 問い合わせ 資産税課☎(82)7391 ●ご意見を 市都市計画公園・緑地の見直し計画素案 閲覧場所 市役所西庁舎2階都市政策課、市役所3階行政情報閲覧コーナー、公民館、図書館、駅連絡所、市ホームページ 提出方法 任意の用紙に住所、氏名、電話番号、意見を書き、10月23日㈪~11月22日㈬に〒257-8501都市政策課へ郵送または持参。ファクス((82)7410)、メール(t-seisaku@)も可 問い合わせ 都市政策課☎(82)9643 ●実施します 林野火災消火訓練  ヘリコプターの離着陸および消火訓練を行うため、騒音などご迷惑をおかけします。 とき 10月31日㈫ 午前9時半~11時 ところ 県立秦野戸川公園 問い合わせ 警備第一課☎(81)0119 ●補助します 新製品・技術開発の費用  県の機関や大学などが所有する設備・機械装置を借用する費用を補助します。 対象 次の全てに該当する市内の中小企業 ◇新製品・新技術の研究開発を行う ◇市内で製造加工の事業を1年以上営む ◇市税などを完納している ◇補助金の交付決定日の属する年度内に対象事業を完了できる ※着手後の申請は不可 補助額 対象経費の3分の1以内 問い合わせ 産業政策課☎(82)9646 ●下水道排水設備工事 責任技術者試験と更新講習会 講習会 1月17日㈬ 18日㈭ ※申込書は10月中旬に対象者へ郵送 試験 2月8日㈭ ※申込書は10月10日㈫から営業課で配布 問い合わせ 営業課☎(83)2111 募集 ●納税通知書用封筒の広告 封筒の種類・部数 ①市県民税 3万8000部 ②固定資産税 7万3000部 ③軽自動車税 4万6000部 ④国民健康保険税 4万6000部 発送時期 ①④平成30年6月 ②③5月 対象 企業や団体、公益法人など(政治、宗教に関わる団体または公序良俗に反する団体や企業は除く) 審査方法 最低価格(5万円)以上の希望掲載金額と広告内容を合わせて総合的に審査 掲載位置・サイズ 封筒裏面(1色刷り)・縦5.5㎝、横8㎝ 申し込み 申込書(市役所西庁舎3階市民税課、市ホームページにあります)を11月16日㈭までに〒257-8501市民税課へ郵送または持参 問い合わせ 市民税課☎(82)5129 催し ●市文化祭 とき ところ ◇西囲碁大会 10月15日㈰ 午前10時~午後4時 西公民館 ◇茶席 10月22日㈰ 午前10時~午後3時 保健福祉センター ◇洋らん展 10月26日㈭~29日㈰ 午前10時~午後4時 本町公民館 ◇吟詠剣詩舞大会 10月28日㈯ 午前9時半~午後4時半 文化会館 ※茶席は事前に秦野茶道協会☎(81)1008へ 問い合わせ 生涯学習文化振興課☎(84)2792 ●里山を楽しもう ◇里山ウオーキング とき 10月21日㈯午前8時15分秦野駅改札前集合~震生湖など~午後3時 定員 15人 費用 500円(高校生以下は無料) ◇すてきな木工作品を作ろう とき 11月12日㈰午前10時カズゴルフセンター(中井町井ノ口2971)駐車場集合~西大竹の里山~午後2時 定員 10人(小学生以下は保護者同伴) 費用 500円 問い合わせ 森林づくり課☎(82)9631 ●青少年音楽祭 とき 10月22日㈰ 午前10時~午後4時半 ところ 文化会館 内容 ピアノ・打楽器の演奏、声楽など 問い合わせ こども育成課☎(81)7011 ●秦野市展・美術の部 とき 10月25日㈬~29日㈰ 午前10時~午後5時(29日は午後4時まで) ところ 文化会館 問い合わせ 生涯学習文化振興課☎(84)2792 ●まちづくりにあなたの意見を 地区別市政懇談会 とき ところ ◇鶴巻 10月28日㈯ ◇北 11月18日㈯ いずれも午後2時~4時 各地区名の公民館 問い合わせ 市民活動支援課☎(82)5118 ●オープン研修「市民による市民のためのまちづくり」  市民によるまちづくりの先進市である静岡県牧之原市民を迎えて「これからの秦野」について一緒に考えます。 とき 10月29日㈰ 午後1時20分~4時半 ところ 市役所教育庁舎3階会議室 問い合わせ 人事課☎(82)5120 ●家族のための金融講座 とき 11月1日㈬ 午後1時~3時 ところ 保健福祉センター 内容 障害者の「お金」をめぐる課題と支援 対象 知的障害者の家族と支援者40人 問い合わせ 社会福祉協議会☎(84)7711 ●地域の子どもの幸せを考える 秦野市民会議 とき 11月5日㈰ 午後1時半~3時45分 ところ 文化会館 内容 ◇表彰「秦野市青少年のよい行いをほめたたえる運動」 ◇事例発表「小さな親切作文コンクール」 ◇講演「青少年の心を育む~高校野球50年」 講師 渡辺元智氏(横浜高等学校硬式野球部前監督) 問い合わせ こども育成課☎(81)7011 ●外出支援ボランティア講座 とき 11月6日〜12月4日の月曜日 全5回 午前10時~正午 ところ 保健福祉センター 内容 講義や実技 定員 16人 費用 500円 問い合わせ 社会福祉協議会☎(84)7711 ●年末調整説明会 とき 11月10日㈮ 午後2時~3時50分 ところ 文化会館 対象 源泉徴収義務者など 問い合わせ 市民税課☎(82)5130または平塚税務署☎(22)1400 ●秋の里山ハイキングと リースづくりツアー とき 11月11日㈯午前9時上公民館集合~地元の里山(約5㎞のハイキング)~午後3時 対象 小学生以上20人(小学生は保護者同伴) 費用 1200円(ハイキングのみは700円) 問い合わせ 森林づくり課☎(82)9631 ●ぼだいフェスタ2017 ◇森林里山文化財めぐり とき 11月12日㈰午前9時表丹沢野外活動センター集合~不動の滝など~午後2時半 定員 20人 費用 1000円 ◇植樹祭 とき 11月12日 午前10時~正午 定員 50組(小学生以下は保護者同伴) 問い合わせ 森林づくり課☎(82)9631 ●南地区の湧水を巡ろう 秦野名水さんぽ とき ところ 11月12日㈰午前8時半秦野駅南口集合~今泉名水桜公園~弘法の清水~午後3時秦野駅(8㎞) 定員 20人(小学2年生以下は保護者同伴) 問い合わせ 環境保全課☎(82)9618 ●ボランティア入門講座 とき 11月15日㈬ 午後1時半~3時 ところ 保健福祉センタ― 内容 認知症の方への接し方など 定員 16人 問い合わせ 社会福祉協議会☎(84)7711 ●観光ボランティアと歩こう 紅葉の大山ハイキング とき ところ 11月17日㈮午前8時50分伊勢原駅北口改札前集合~大山ケーブル駅~大山寺~蓑毛~午後3時秦野駅 定員 50人 ※健脚向け 費用 500円 問い合わせ 秦野駅観光案内所☎(80)2303 スポーツ ●スポーツ教室 とき 内容 ◇タイ式ヨガ 11月1日~29日の水曜日 午前9時15分~10時35分 ◇エアロビクス初中級 11月1日㈬ 10日㈮ 15日㈬ 24日㈮ 29日㈬ 午後7時半~8時50分 11月10日㈮ 24日㈮ 午前9時半~10時50分 ◇はじめてエアロビクス 11月6日~27日の月曜日(20日を除く) 午前9時半~10時50分 11月4日~18日の土曜日 午前11時半~午後0時50分 ◇リフレッシュヨガ 11月6日~27日の月曜日(11月20日を除く) 午後7時半~8時50分 ◇エアロビクス初級 11月7日~28日の火曜日 午前9時半~10時50分 11月9日~30日の木曜日(23日を除く) 午後7時半~8時50分 ◇ボクシングエアロ 11月7日~28日の火曜日 午後1時半~2時50分 ◇ピラティス教室 11月8日㈬ 22日㈬ 午後1時半~2時50分 ◇健康体操教室 11月9日~30日の木曜日 午後1時半~2時50分 ところ 総合体育館 定員 各回70人 費用 1回400円 申し込み 開始1時間前から体育館窓口へ ◇ピラティス教室 とき 11月17日~12月22日の金曜日 全6回 午後1時半~2時50分 定員 50人 ところ 東公民館 費用 2400円 申し込み 10月17日㈫~ 問い合わせ スポーツ協会☎(84)3376 健康・子育て ●シニアライフを楽しもう ◇リズム体操 とき 11月1日㈬ 午前10時~11時半 ところ 堀川公民館 定員 40人 ◇認知症サポーター養成講座 とき 11月7日㈫ 午後2時~3時半 ところ 保健福祉センター 定員 40人 ◇楽らく健やかクッキング とき 11月8日㈬、 29日㈬、12月13日㈬の全3回 午前10時~午後1時 ところ 南が丘公民館 定員 20人 ◇健康チェック・健康体操 とき 11月9日㈭ 午前10時~11時 ところ ときの家(戸川472-16) ◇頭と体の若返り体操 とき 11月10日㈮ 午前10時~11時 ところ 曲松児童センター 定員 20人 ◇音楽療法 とき 11月15日㈬ 午前10時~11時半 ところ 堀川公民館 定員 20人 ※いずれも65歳以上 問い合わせ 高齢介護課☎(82)7394 ●楽しい子育て講座 はだっちメント とき 11月17日㈮ 午前9時半~11時半 ところ 保健福祉センター 対象 乳幼児~小学生の保護者、妊婦と家族150人 内容 親子のコミュニケーションのとり方 ※保育あり(定員あり) 問い合わせ こども育成課こども若者相談担当☎(82)6241 施設情報 ●図書館 ☎(81)7012 喫茶コーナー とき 10月28日㈯ 29日㈰ 11月3日㈮ 4日㈯ 午前11時~午後3時 ※雨天中止 古典の日・文学講演会 とき 11月11日㈯ 午後1時半~3時 内容 「源氏物語」こどもと大人の言語空間 講師 小林千草氏(東海大学元教授) 定員 80人 ●表丹沢野外センター ☎(75)0725 秋の岳ノ台エコハイク とき 11月4日㈯午前8時半集合~午後4時 ※雨天のときは18日㈯ 対象 5時間程度の山歩きができる15人(小学4年生以下は保護者同伴) 費用 100円 ●桜土手古墳展示館 ☎(87)5542 ミュージアムさくら塾 とき 11月11日㈯ 午前10時~正午 内容 講演「秦野の新東名関連遺跡の発掘調査」 定員 70人 費用 200円  寄付 ●みどりの保全・創造に関する事業に 9月4日 現金1件 6600円 三井のリフォーム秦野店 市議会第3回定例会終わる  平成29年第3回定例会が9月5日から10月4日まで開催され、議案など27件が審議されました。議決された主な内容は次のとおりです。 平成28年度歳入歳出決算を認定  一般会計のほか、5会計の歳入歳出決算について認定されました。 工事請負契約を締結  消防署西分署の新築などの工事について、請負契約を締結しました。 監査委員を選任  新たに田中紀光氏および小菅基司氏が選任されました。 教育委員会の委員を選任  髙𣘺照江氏が再任されました。 固定資産評価審査委員会の委員を選任  染谷武彦氏が再任されました。 問い合わせ 企画課☎(82)5101 田中紀光氏 小菅基司氏 第48回衆議院議員総選挙 第24回最高裁判所裁判官国民審査 投票日:10月22日㈰ 午前7時~午後8時 投票できる方  平成11年10月23日までに生まれ、平成29年7月9日以前に本市に転入届を出し、3カ月以上住民登録のある方。なお、10月1日以後に市内で住所変更の届け出をした方は、変更前の住所地の投票所で投票してください。 選挙公報は10月18日㈬ごろの新聞折り込みで  候補者の主義・主張などを載せた選挙公報と、裁判官の経歴や主張などを載せた審査公報を朝刊に折り込み、市ホームページに掲載します。市役所、公民館、連絡所などにも置いてありますが、新聞を購読していない方には郵送しますので、選挙管理委員会事務局へ連絡してください。 投票所入場券を郵送しました  最大4人分の名前を記載した投票所入場券を郵送しましたので、本人分を切り離して投票所へお持ちください。入場券には、投票所の所在地や案内図が書いてあります。入場券が届かないときや紛失したときは、投票所の係員に申し出てください。 期日前投票ができます ※駐車場は市役所のみ利用可 期日前投票所  市役所西庁舎1A会議室  宮永岳彦記念美術館、曲松児童センター、東海大学前駅連絡所 受付期間    10月11日㈬~21日㈯ 午前8時半~午後8時  10月16日㈪~21日㈯ 午前9時~午後8時 他市区町村に滞在している方の不在者投票  出張などで市外に滞在していて、本市の選挙人名簿に登録されている方は、本市の選挙管理委員会に申請をすれば、滞在先の市区町村で投票できます。 指定病院などでの不在者投票  指定された病院や施設に入院または入所していて、投票所まで行けない方は、病院長などに申し出ると、施設内で投票できます。 即日開票します とき 10月22日㈰ 午後8時45分~ ところ 総合体育館 投・開票速報  投票率と開票の状況は、市ホームページでお知らせします。投票率速報は、投票日当日の午前9時から1時間ごと(午後1時を除く)に、開票速報は、午後10時から30分ごとに発表します。 投票日は公民館などが臨時休館  次の施設は投票所となるため、10月22日㈰は休館します。 ◇公民館(東公民館を除く) ◇ほうらい会館 ◇東海大学前駅連絡所 ◇平沢・戸川・三屋台・北矢名・堀山下児童館 ◇曲松児童センター ◇末広ふれあいセンター ◇老人いこいの家ほりかわ荘  ※当日は、市役所、総合体育館、投票所へは、選挙に関する問い合わせはできません。 問い合わせ 選挙管理委員会事務局☎(82)9661、投票日当日は☎(82)2100 開幕まであと 1000日あまり 東京2020オリンピックフラッグ・パラリンピックフラッグが秦野にやってくる! とき 10月24日㈫ ところ 市役所本庁舎1階エントランスホール みんなの伝言板 市内の公共施設を利用 定員のあるものは原則申し込み先着順、ないものは原則入場自由です その他 ●黒岩知事との対話の広場 10月30日㈪ 午後6時半~8時 平塚商工会議所(平塚市松風町2-10) テーマ「マグネット力でスマイル 湘南地域の魅力について考える」 200人(抽選) 湘南地域県政総合センター☎(22)9186 ●消費税の軽減税率制度説明会 11月10日㈮ 午前10時半~11時半 文化会館 事業者向け 平塚税務署☎(22)1400 ●知的障害者社会見学会 11月11日㈯午前8時10分市役所集合~東京方面~午後5時半 療育手帳所持者と家族 10月25日㈬までに市手をつなぐ育成会・相原☎(82)0860(午後6時~)へ。ファクス((82)0860)も可 ●秦野美術協会スケッチ会 11月18日㈯ 午前9時半~午後3時半 田原ふるさと公園 藤沢☎(82)2550 公民館・会館だより 定員のあるものは原則申し込み先着順、ないものは原則入場自由です 渋沢公民館 ☎(87)7751 ●誰でも作れるおもてなし料理 11月22日㈬ 午前9時半~午後1時半 16人 900円  ●介護予防教室「笑いヨガ」 11月22日㈬ 午前10時~11時半 65歳以上20人 本町公民館 ☎(84)5100 ●親子いっしょのお話会 10月27日㈮ 午前10時~11時 未就園児の親子10組 ●高齢者くらしのミニ講座「笑いの健康体操」 11月8日㈬ 午後1時半~3時 20人  上公民館 ☎(87)0212 ●西中学校区子供ギャラリー展 11月3日㈮~10日㈮ 絵画、書道、工作物など 南が丘公民館 ☎(84)6411 ●丘の人形劇 11月10日㈮ 午前10時~11時 親子100人(当日先着順) ●アクティブ65「電子レンジで簡単調理」 11月15日㈬ 午後1時半~3時 65歳以上25人 ●秋の星空観察会 11月18日㈯ 午後5時半~8時 40人 150円(親子無料) くずはの家でも受け付け 堀川公民館 ☎(87)4111 ●楽しい人形劇の集い 10月30日㈪ 午前10時~11時 「おかしなふたり」 100人(当日先着順。未就学児は保護者同伴) ●初めてのハンドベル 11月6日㈪、20日㈪の全2回 午前10時~正午 20人 300円 大根公民館 ☎(77)7421 ●公民館まつり 10月21日㈯ 午前10時~午後3時 利用団体の発表、模擬店、作品展示 ●公民館卓球大会 11月18日㈯ 午前9時15分~午後3時 一般男子の部、一般女子の部、小学生の部、初心者・シニアの部 鶴巻公民館 ☎(76)0463 ●季節のフラワーアレンジメント 10月26日㈭ 11月9日㈭ 12月7日㈭ 午前10時~正午 各日10人 2000円 東公民館 ☎(82)3232 ●きもの着付け教室 11月7日㈫、14日㈫の全2回 午前10時~正午 15人 300円  ●プロに習う日本料理 11月20日㈪ 午前9時半~午後1時 65歳以上15人 700円 ●うたの泉「一緒に歌いましょう」 11月20日㈪ 午後1時半~3時半 生演奏あり 50人 250円 北公民館 ☎(75)1678 ●北中学校演劇祭 11月3日㈮ 午前10時15分~ ●ポールウオーキング 11月8日㈬ 15日㈬ 午前9時半~11時 65歳以上15人 各日400円 ●いも羊羹(ようかん)づくり 11月11日㈯ 午前9時半~正午 15人 500円 西公民館 ☎(88)0003 ●高齢者健康相談会 10月30日㈪ 午前10時~11時半 65歳以上 ●ブラックシアター「大工と鬼六、あひるのホテル」 11月1日㈬ 午前10時~11時 親子50組 ●本の会「山本周五郎」 11月10日㈮ 午前10時半~正午 10人 150円 南公民館 ☎(81)3001 ●キッズガーデン 10月25日㈬ 午前10時~ わらべうたなど 4歳以下の親子20組 ●思い出サロン「みんなで歌って元気ハツラツ」 11月16日㈭ 午後1時半~3時 65歳以上 ●南地区史跡めぐり「晩秋の今泉を歩く」 11月18日㈯ 午前9時~正午 15人 300円 ほうらい会館 ☎(81)8310 ●健康体操教室「身体機能の低下防止、コツコツ貯筋体操」 11月15日㈬ 午前10時~11時15分 25人 平成29年(2017年) 広報はだの10月15日号 4面 No.1180 11月2日㈭〜11月5日㈰ 文化の秋 歴史に触れよう 指定文化財特別公開  文化財保護強調週間に合わせて、市の指定文化財を特別に公開します。身近な歴史を感じに出掛けてみませんか。 とき 午前10時~午後3時  ※桜土手古墳展示館は午前9時~午後5時 問い合わせ 生涯学習文化振興課文化財・市史担当☎(87)9581 公開場所      所在地    公開する指定文化財 宝蓮寺       蓑毛674   木造五智如来坐像                  木造聖観音菩薩立像                  木造十王像等諸仏                  木造二王立像 極楽寺       鶴巻1861   木造十一面観音菩薩立像 龍法寺       南矢名1533  木造毘沙門天立像                  木造不動明王立像 桜土手古墳展示館  堀山下380-3  二子塚古墳出土 銀装圭頭大刀 木造不動明王立像(龍法寺) 木造十一面観音菩薩立像(極楽寺) 木造十王像等諸仏(宝蓮寺) 入賞おめでとう 明るい選挙啓発ポスター  122点の中から、次の作品が入賞しました(敬称略)。 小学校の部 ◇金賞 横山穂乃花(末広6) ◇銀賞 今本冴香(鶴巻6) 榊原遥広(東4) ◇銅賞 月村緋里(渋沢6) 村上慶成(東2) ◇佳作 石崎結(鶴巻6) 加藤蒼大(大根2) 中学校の部 ◇金賞 原田銀士(西2) ◇銀賞 渡辺紫苑(南が丘3) 若林咲也花(西2) ◇銅賞 池田夢(南3) 堀野響(西2) ◇佳作 五明瑞希(南2) 吉田美紅(西1) 横山さんの作品 原田さんの作品 問い合わせ 選挙管理委員会事務局☎(82)9661 児童・生徒創意工夫展覧会  48点の中から次の作品が入賞しました(敬称略)。 ◇最優秀賞 関口心悠(南小4) ◇優秀賞 佐藤陽介(東中1) 加藤若葉(南小6) 久保明有菜(鶴巻小3)◇優良賞 平井優吾(大根中3) 菅紗和子(南が丘中3) 加藤大智(南中2) 平嶋彩(北小5) 高橋真輝(末広小5) 船橋望実(末広小5) 飯沼三都(北小4) 関口さんの作品 問い合わせ 産業政策課☎(82)9646 10/20㈮発売 2018HaDaNoカレンダー  「広く伝えたい秦野の山・水・花」をテーマに、市民の方などから公募した写真で12カ月をつづりました。 販売場所 文化会館、図書館、公民館、市役所2階広報課、観光協会、市内書店など 価格 500円 市民の日にも販売 問い合わせ 広報課☎(82)5117 講演会「キリンビール高知支店の奇跡」 理念とビジョンによる行動変革  ベストセラーになった「キリンビール高知支店の奇跡」の著者、キリンビール元副社長の田村潤氏を講師に迎え、組織におけるマネジメントについて講演会を行います。 と き 11月6日㈪ 午後6時~8時 ところ 保健福祉センター 経験をもとに語ります 問い合わせ 人事課☎(82)5120 消防団フェスティバル  吉本興業㈱所属芸人のステージや抽選会などイベントが盛りだくさんです。 とき 10月29日㈰ 午前10時~午後3時 ところ 市役所本庁舎・西庁舎の駐車場 内容 初期消火コンクール、乗車・綱渡り体験、消防車と綱引き対決、模擬店など 放水を体験しよう 問い合わせ 消防総務課☎(81)7992 文化会館チケット情報 販売中 地域貢献券が利用できます 小椋佳 歌談の会 10月29日㈰ 午後5時~ 大ホール 全席指定 5000円 ※未就学児は入場できません 販売中 地域貢献券が利用できます ひよこコンサート 12月3日㈰ 午前11時~ 午後2時~ 小ホール 全席指定 800円 ※親子ペアは1000円、中学生以下は500円、0歳児は無料 問い合わせ 文化会館☎(81)1211 平成29年(2017年) 広報はだの10月15日号 特集「総合計画HADANO2020プラン」 1面 秦野の未来 みどり豊かな暮らしよい都市  「総合計画HADANO2020プラン※後期基本計画」が2年目に入りました。 今、まちの魅力を高める取り組みや今後数年の間に完成する大型事業も着々と進めています。 ふるさと秦野が活力に満ち、未来に向かって輝き続ける、 まちづくりの取り組みを紹介します。 1 定住化促進住宅「ミライエ秦野」。ぽけっと21も開設し、子育て応援のシンボルに 2 「おいしい秦野の水」が名水百選選抜総選挙で全国1位になり、名実共に市のアピールポイントに 3 再整備が完了したカルチャーパーク。地域の憩いの場に 4 先進的に取り組んできた 「コミュニティタクシー」。地域の足として活躍しています 5 10月1日にオープンした「名水はだの富士見の湯」。市民の健康増進や地域の憩いの場に 6 公立保育園は、全て認定こども園になり、全ての園児への給食サービスも始まりました 7 駅周辺や商店街に防犯カメラを設置するなど、安心・安全のためのまちづくりを推進しています ※総合計画HADANO2020プラン…平成23年度からの10年間に、本市が取り組むさまざまな施策・事業の方向性を定めたもの。詳しい内容は市ホームページにあります 平成29年(2017年) 広報はだの10月15日号 特集「総合計画HADANO2020プラン」 2-3面 ふるさと創造 つなげるもの・つながる人 秦野のまちは、今まさに変わろうとしています。 未来の秦野を創造するさまざまな取り組みを紹介します。 さあ、近未来の秦野の姿を想像してみましょう。 1 環境と共生 活力・成長 安心・安全 さらに魅力ある秦野駅北口へ 駅前に保育所などを設置 平成30年度 完成予定 新たに建つビル内に、認可保育所が入ります。電車で通勤するお母さん、お父さんを応援します。 1~3階が商業エリア、4階~10階は居住エリア。商業エリアには駅前連絡所のほかにも店舗などが入ります。 ペデストリアンデッキが農協ビル前まで延び、上りエスカレーターが整備されます。現在の中央階段には下りエスカレーターも整備されます。  快適な駅前空間が生まれ、人が行き交うことで、秦野駅北口の活性化を図ります。 新たな活気が生まれる 問い合わせ 都市政策課☎(82)9643 2 環境と共生 活力・成長 にぎわいと交流の拠点づくり 鶴巻温泉駅南口に広場と立体横断施設を整備 平成30年3月 完成予定 県道612号の東側、踏切の横から立体横断施設を渡るとそのまま駅に入ることができます。 公衆トイレ、駅前連絡所が開設され便利になります。  県道612号の整備に合わせ、駅前広場とその周辺を整備しています。また、小田急電鉄株式会社による駅施設整備と連携しながら、立体横断施設の整備などを行っています。  この整備により、交通の円滑化や歩行者の安全・快適な移動を確保するとともに、地域の活性化やにぎわいの拠点づくりを図ります。 間もなく完成する南口駅前広場 問い合わせ 都市整備課☎(82)5241 3 環境と共生 活力・成長 東海大学との連携で地域ににぎわい エスカレーターで安全・快適に 近道商店街と東海大学の間にある急階段にエスカレーターが整備され、学生や高齢者も安心して利用できるようになりました。  多くの学生が行き交う東海大学前駅では、平成20年に駅前ロータリーとペデストリアンデッキが完成。今年の3月には、東海大学との連携でエスカレーターが整備されました。地域にやさしいまちづくりを進めます。 学生や高齢者も安全・快適に 問い合わせ 企画課☎(82)5101 4 環境と共生 活力・成長 鶴巻温泉駅⇔大山を結ぶ バスの試験運行が始まります 11月~平成30年2月試行 ※土・日曜日、休・祝日のみ運行 年間約96万人の観光客を誇る日本遺産「大山地区」。この一大観光地と鶴巻温泉を路線バスで結ぶことで、観光地としての一体性を高め、観光客を呼び込みます。  鶴巻温泉では、「弘法の里湯」をはじめ、新たに掘削した源泉「つるまき千の湯」を活用した手湯や足湯の設置などを行ってきました。バスの試験運行で新たな人の流れを作り出し、地域の活性化を図ります。 大山から鶴巻温泉まで約30分でつなぐ 大山ケーブルバス停から 問い合わせ 観光課☎(82)9648 5 安心・安全 協働 地域で支え合う 障害者の相談窓口「ぱれっと・はだの」 10月オープン これまで市内に点在していた障害者の生活相談や就労支援の相談窓口が集約され、利用しやすくなりました。 障害者や高齢者、子育て中の方などさまざまな方が利用できる交流スペースも設置。軽食スペースや障害者施設で作った製品の販売もあります。  市内の主な福祉団体・事業所が設立した一般社団法人が運営し、市も支援していきます。 秦野駅北口の平成橋向かい 午前9時半〜 午後5時半開館 問い合わせ 障害福祉課☎(82)7616 6 環境と共生 協働 快適な住環境を整備 今泉地区の土地区画整理事業 今泉荒井地区では、湧水を保全、活用した公園の整備とともに、秦野らしい景観や街並みを創出することにより、潤いのある快適な住環境が生まれました。  引き続き、秦野駅南口につながる都市計画道路尾尻諏訪原線や区画道路などを新たに整備することにより、快適な住環境づくりを図ります。 名水を生かしたまちづくり 問い合わせ 都市整備課☎(82)5241 7 ひとづくり 協働 新たな地域の活動・教育の場 西中学校に多機能型体育館を整備 平成32年度完成予定 さまざまな用途に使用できる集会室などを配置します。また、防災機能を充実させ、災害発生時の対応力を強化します。 周辺道路や歩道、駐車場なども整備し、施設の利用者や通学する生徒の安全を確保します。 新たな体育館は部活動での広域的なスポーツ競技大会にも活用します。  学校施設と地域コミュニティー施設が併設されている特徴を生かし、地域と学校の新たな交流の場として教育の充実とともに防災機能の強化を図ります。 地域と学校の交流が生まれる 問い合わせ 教育総務課☎(84)2783 8 安心・安全 市民の生命・財産を守る 消防署西分署の出動体制を強化 平成31年度 完成予定 超高齢社会の到来により増加する救急需要に迅速かつ確実に対応します。 平成32年度に開通する新東名高速道路での事故など、新たな管轄区域の災害に備えます。  築43年が経過し、老朽化している西分署の建て替え整備を行い、救急隊1隊8人を増員します。  市民の生命・財産を確実に守り、消防力の充実・強化を図ります。 災害時などの出動体制を強化 問い合わせ 消防総務課☎(81)5451 9 環境と共生 活力・成長 神奈川の新たな西の玄関口 期待膨らむ新東名スマートIC 平成32年度 新東名開通予定 12mまでの大型の観光バスや特大車が通行でき、市街地を抜けることなく交通の大動脈にアクセスすることができるため、産業・観光の活性化が期待できます。 病院への搬送時間の短縮や災害時の支援体制の強化など、安心・安全の観点からもさまざまな効果が期待されています。  戸川・横野地区に整備される秦野SA(仮称)スマートICによって市内外からのアクセスがしやすくなります。また、水や緑など市の環境資源を生かし、企業誘致や新たな観光ルートづくりなどに取り組み、地域経済の活性化を図ります。 周辺の魅力・付加価値を高める 問い合わせ 企画課☎(82)5101 平成29年(2017年) 広報はだの10月15日号 特集「総合計画HADANO2020プラン」 4面 協働の力で まち育て 地域のまちの描き方はさまざま。 自分たちのまちは、自分たちでつくる。 そんな志を持ちリーダーシップを発揮する人がいます。 居心地がいい場所へ 大秦ハイツマンション建替組合理事長 梶山 欣哉さん(77歳)  秦野駅北口の大秦ショッピングセンター。完成した昭和41年から茶店を構えていた梶山さんは、その当時を懐かしげに振り返ります。  「あの頃は、この辺りに5階建ての建物なんて無かったですからね。とても目立っていましたよ。駅前ということもあって、たくさんの買い物客でにぎわっていたんだよね」  あれから半世紀が経過し、老朽化が進んでしまいましたが、「地域のにぎわいのためになくすわけにはいかない」と、建て替えることとなりました。  新しいビルは、地上10階建て。1~3階は商業エリア、4階以上は居住エリアとなり、商業エリアには、駅連絡所や保育所などが入ります。  「保育所ができることで、地域の方から、うれしいという声を良く耳にします。近年は共働きなどで子育てに苦労する家庭も多いですから、駅に近い保育所は期待が大きいんですね」  今年9月には、駅ビルの中にスーパーがオープン。建設中のビルとの相乗効果が期待されます。  「新しい建物になっても、皆さんの要望を取り入れて活気あふれる施設にしたいですね。それぞれの店が良さを生かして、いつもたくさんのお客さんでにぎわう、そんな施設になってほしいです」  秦野駅北口だけでなく今後整備が進む秦野駅前通りなど、変わっていく地域の姿に期待が膨らみます。  「姿は変わっても、居心地がいいと感じてもらえるような場所になってほしい。この新しいビルがもっと足を運びたくなる場所になってくれたら、こんなにうれしいことはないですね」 駅やビルとつながるエスカレーター つながりを大切にする世の中に 一般社団法人 障害者地域生活支援推進機構理事長 藤村 和靜さん(71歳)  10月2日にオープンした地域生活支援センター「ぱれっと・はだの」。設立に携わったのは、長きにわたって本市の福祉の発展に力を注いできた藤村さんです。  「今までは、相談の内容によって窓口が別々の建物にあったんですよ。ここでは障害者の抱えるいろいろな相談に対応できますので積極的に利用してもらいたいですね」  施設は、全国的にも珍しく、行政ではなく一般社団法人が設立したもの。市内19の関係団体と市がそれぞれ費用を負担しましたが、これに加えて支援の手も差し伸べられました。  「市民の方からの寄付もいただいたことで、設立にこぎつけました。本当にありがたいですね」  施設の名称「ぱれっと・はだの」には、藤村さんの大切な思いがあると言います。  「人の暮らしは十人十色。いろいろな色があっていい。それぞれの人が求める心地よい暮らしを地域が支えていく。これが大切になってくると思います」  今年の秦野たばこ祭では、聴覚に障害のある方が、健常者と一緒に千人パレードに参加して市内を練り歩きました。たばこ音頭のメロディーは聞こえなくても、周りの人の踊りに合わせて、祭りの主役の一人として楽しんでいます。  「『共に考え、共に行動できる』、この考え方は非常に大事になってくると思います。いわゆる『参加と連帯による地域共生社会の実現』ですね」  ある時は支援を受け、ある時は支援をする。そんなつながりを大切にする世の中になってほしい。藤村さんはそんな未来を見据えています。 千人パレードに初めて参加 個性のあるまちづくりを 鶴巻温泉駅南口まちづくり協議会会長 川上 拓郎さん(52歳)   「鶴巻を元気に!それが一番の思いです」  そう力強く語る川上さん。平成15年、地域住民の要望を「鶴巻温泉駅南口まちづくり基本構想」として取りまとめ市に提出しました。  「提出に当たって何回も会合を実施したんです。助言をいただいた専門家には、熱心な地域だと驚かれましたよ」  鶴巻の将来を考えるとき、子供たちが思い描く夢こそ大事だと、その意見をたくさん聞いたのだとか。幅広い世代の意見を聞いた結果、その期待の大きさが伝わってきたこともあり、基本構想づくりにも力が入ったといいます。  「県道沿いの電柱もなくなるんですよ。駅から坂を見上げる景色は、きっときれいでしょうね」 とうれしそうに川上さんは話します。  11月は、大山と鶴巻温泉駅をバスで結ぶ試験運行が始まります。これにより多くの観光客が訪れることで、地域の活性化が期待されます。  「地域の力を結集してお客様をもてなします。イベントを企画して、たくさんの人に楽しんでもらいたいですね」  これからのまちの発展のためには、新しいものを生むだけでなく、その地域ならではの歴史や個性も大切と語る川上さん。  「『20年続く朝市』や『駅から徒歩10分で始められる山登り』などはこの地域の代表的な魅力のひとつ。こうしたことを余すことなく発信していきたいですね」  かつては大山詣りの客でにぎわったまち。きれいに生まれ変わった駅周辺をたくさんの人が行き交う光景が目に浮かびます。 立体横断施設で駅とつながる 進めよう 輝き続けるまちづくり  市では、平成32年度(2020年度)までの10年間を計画期間とする「総合計画HADANO2020プラン」と平成31年度(2019年度)までの5年間を実行期間とする「まち・ひと・しごと総合戦略」を定め、現在、ハード・ソフトの両面からまちの魅力を高め、安心して暮らせるための事業を進めています。   総合計画で定めた基本構想を具体的に進める後期基本計画では、「人と人のつながりを大切にする豊かな心」、「四季折々に豊かな表情を持つ丹沢の恵み」、「鉄道4駅と高速道路インターチェンジを生かした快適で利便性の高い住環境」を「秦野らしさ」と定義しました。  この秦野らしさに磨きをかけながら、市民と行政が市の都市像である「みどり豊かな暮らしよい都市(まち)」の実現に向け、適切な役割分担と連携により「質の高いまち」を目指しています。  今、本市を含む多くの自治体では、人口減少に伴う地域経済の縮小や地域コミュニティーの希薄化などの課題に直面しています。このような中、平成32年度に開通予定の新東名高速道路や、秦野SA内へのスマートICの設置は、本市を「神奈川の陸の玄関口」として存在感を示す絶好のチャンスです。  この一大チャンスを逃すことなく、地域活性化・地域づくりにつなげ「ひと・もの・情報」の大きな流れを創るため、観光振興や企業誘致などに取り組みます。  今後も、市民の皆さまのご意見やご提案をいただきながら、共に未来に向かって輝き続けるまちづくりを進めます。 問い合わせ 企画課☎(82)5101