大根地区
鶴巻の大ケヤキ
 県下最大のケヤキの木で、県の天然記念物に指定されているほか、1984年<昭和59>度「かながわの名木100選」にも選ばれている。樹高30m、周囲は10mあり、樹齢推定600年以上の巨木である。昔、巨木を崇拝(すうはい)する信仰から神の宿る木なので、〈たたえの木〉の意味で「大えの木」と呼ぶ人もいる。根元には1870年<明治3>生まれの六花苑(ろっかえん)6世嵐峰(らんぽう)の句碑とその台座に7世嵐志(らんし)の句が刻まれている。地元の青年たちに熱心に俳句を指導した功績から、1940年<昭和15>に建立(こんりゅう)された。