大根地区
東光寺薬師堂
 境内(けいだい)の入り口には秦野で2つしかない仁王門がそびえ立っている。1774年<安永3>の建造と伝えられる。中に入ると薬師堂があり、薬師如来像、聖(しょう)観音菩薩像が安置されている。薬師如来像は室町時代につくられた寄木造りで、左手には薬つぼを持っているが、右手がないことから、別名「片手薬師」と呼ばれる。平安時代後期の聖観音菩薩像と共に1965年<昭和40>に秦野市の指定重要文化財となっている。