大根地区
石座神社
(せきざ)
 日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国征伐(せいばつ)の時に、大きな石に腰をかけて休息したという。その巨大な石の上に、神社が建てられたので、石座神社という名前がついたという伝説が残されている。江戸時代は第六天社といった。境内(けいだい)には三猿が彫られた1760年<宝暦10>造立(ぞうりゅう)の庚申供養塔(こうしんくようとう)がある。人間の体内にいる三尸(さんし)が庚申(かのえさる)の日の夜に体内から出てきて天帝にその人の罪科(ざいか)を告げ、その人を早死にさせるという。このことから、庚申の夜は眠らないで夜を明かすと長生きができるとされ、人々は飲食や歓談をしながら過ごしたという。