大根地区
根丸島(ねまるじま)
       遺跡

 伊勢原市との市境近くの台地上にあり、現在は一帯が宅地となっている。ここには、弥生時代中期から平安時代頃にかけて県内有数の大集落が営まれていた。1975年<昭和50>から発掘調査が行われ、701軒の住居跡と稲もみのあとが付いた土器や紡錘車(ぼうすいしゃ)など様々な遺物が出土した。根丸島の集落を支えたのは、近くの低地を利用した稲作であったと考えられている。現在、遺物は桜土手古墳展示館に保管されている。