西地区
芭蕉の句碑
 道路沿いに、芭蕉の「古池や かわず飛びこむ水の音」と刻まれた、1885年<明治18>建立(こんりゅう)の歌碑がある。これは鴫立庵雉啄(しぎたつあんちたく)に師事した俳人芳十(ほうじゅう)が、自宅の庭に残したものである。芳十は号を木陰庵(こかげあん)といい、近隣の人にも俳句の手ほどきをした。石碑の裏には「芭蕉葉や 雨は昼さへ 夜の音」という自筆の句が刻まれている。