南地区
白笹稲荷神社
(しらささいなりじんじゃ)
 江戸時代初期は「白篠(しらささ)」の文字を用いていた。1774年<安永3>に由来を明らかにするため、新たに伏見稲荷を祭って再建した。神社のキツネは、農作物の害敵であるネズミを食べてくれるため、春の耕作の始めに田神(たのかみ)として迎えられる食物神の使いと考えられていた。毎年2月の初午(はつうま)には、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈って祭りが行われ、各地から大勢の参拝(さんぱい)者が訪れる。関東三大稲荷の一つに挙げられている。