南地区
尾尻八幡神社前遺跡
 八幡神社前を中心とする地域に広がっていた奈良・平安時代の集落遺跡である。1981年<昭和56>に道路開設に伴って実施された発掘調査では、24軒の竪(たて)穴式住居(し)やたくさんの土師器(はじき)、須恵器(すえき)、鉄器が見つかっている。さらに平成8年の店舗建設伴う調査では、住居址や土器などのほかに墓や人骨なども発掘されている。尾尻地域にはそのほかに八幡山配水場近くの沢の山横穴墓(おうけつぼ)群、八幡神社南側の斜面一帯の尾尻八幡山遺跡、南が丘高校からみなみがおか幼稚園にかけての尾尻遺跡などがある。