南地区
南小学校の桜
 校庭にある2本の桜は、ソメイヨシノである。南小学校が開校した1892年<明治25>に記念樹として植えられた。東側の木は、幹周り3.3m、樹高9.5mに達する大木である。ソメイヨシノは病虫害にかかりやすいため寿命が短く40〜50年で樹勢が衰えると言われているが、南小学校のソメイヨシノの樹齢はすでに110年を越えている。1971年<昭和46>に秦野市の天然記念物に指定され、1984年<昭和59>度「かながわの名木100選」にも選ばれた。傷みが激しいので、平成11年に樹木医が治療をし、現在では木の周囲に柵(さく)を巡らし保護している。