南地区
寿徳寺
(じゅとくじ)
 寿徳寺は、堀山下の蔵林寺3世によって1542年<天文11>に開かれた。本尊である阿弥陀如来(あみだにょらい)像は、1266年<文永3>の銘(めい)がある寄木造りで、写実的で衣紋(えもん)の彫りも深く、鎌倉時代の優れた作品の一つである。江戸時代中期頃に建てられた山門の脇にある庚申塔(こうしんとう)は、1661年<寛文元>の造立(ぞうりゅう)で、市内の庚申塔の中では2番目に古く、三猿が彫られている。