南地区
秦野駅前の夕暮歌碑
 この歌碑は、秦野駅南口開設に当たり、郷土の歌人である前田夕暮の業績とたばこの産地として栄えた秦野をしのんで、平成9年12月に建立(こんりゅう)されたものである。歌碑に刻まれた「うつばりに あをきたばこを つるしたり そのもとにねて たのしかるべし」は、1917年<大正6>に詠まれた歌で、ふるさとの情景を懐かしむ思いが込められている。歌碑の文字は、たばこ会館<現:なでしこ会館>に掛ける額(がく)のために依頼されていたのを夕暮が病床で書いたものであり、夕暮最後の書である。また、夕暮の横顔は、北原白秋が描いたものである。