北地区
葛葉(くずは)の泉
 秦野盆地は水の浸透(しんとう)しにくい緑色凝灰岩(りょくしょくぎょうかいがん)の上に、砂礫(されき)や火山灰が堆積(たいせき)した地形である。そのため、天然の水がめのような役割りとなって、丹沢山系の雨水を地下水として貯めている。山麓(さんろく)には湧水が多く見られる。1985年<昭和60>秦野の湧水群(ゆうすいぐん)が現環境省の「全国名水百選」に選ばれたのを契機に、地元の人たちが村おこしの一環として整備した。広場もあり、水汲みや水遊びをする人でにぎわっている。