北地区
宝泉院
 堀山下の蔵林寺4世が、1579年<天正7>に真言宗から曹洞宗に改宗したと伝えられている。1878年<明治11>より、しばらく戸長(こちょう)役場が置かれたこともある。太平洋戦争末期には、横浜市磯子区の浜国民学校学童約45人が集団疎開し、男子宿舎として使用されたこともあった。
 本堂には南北朝時代末から室町時代初期の作と伝えられる寄木造りの大日如来(にょらい)像がある。この仏像は、平成2年度に秦野市の重要文化財に指定されている。また、境内(けいだい)には市の保存樹木に指定されているシダレマキとカゴノキがある。