上地区
菖蒲水道記念碑
 上地区の簡易水道布設への取り組みは比較的早く1925年<大正14>には菖蒲地域で有志による水道布設が計画された。この付近は、用水路や竹樋(たけどい)で飲料水を引いていたため、上流で発生した伝染病が下流で広まるなど、衛生的にも不都合であった。給水区域は、自然流下方式で菖蒲の上(かみ)庭、中(なか)庭、下東(しもひがし)庭で、水源を弁天沢の湧水に求めた。1926年<大正15>3月26日に竣工、盛大な通水式が行われたという。この記念碑には関係者36人の名前が刻まれている。