上地区
住吉神社
 標高350mの高台にある住吉神社には、三柱(みはしら)の海神(かいじん)が祭られている。昔話に、寄(やどりき)<松田町>の弥勒寺(みろくじ)から来た母子が、この住吉神社から眼下をながめ、日本は広いと驚いた民話がある。戦前、神社前の坂は「住吉坂」といって、三廻部と寄を結ぶ重要な道路であった。この道路は山深い道で、住吉神社まで来ると急に視界が開けたことから、この話が伝わったと思われる。