上地区
宗淵寺
 室町時代の1468年<応仁2>に小田原城主の大森氏頼(うじより)<1418〜94>が開かせた曹洞宗の寺である。氏頼死去の翌年に北条早雲が小田原城を攻め落とした。その後、宗淵寺2世が、1570年<元亀元>荒廃していた菖蒲の東光院を末寺とし、3・4世の各住職も菖蒲の浄徳院、柳川の長福寺を同宗派に改宗させた。24世住職は長福寺住職も務め、1873年<明治6>に寺子屋の師匠から誠意館の教員となった。
(そうえんじ)