本町地区
太子堂
(たいしどう)
 妙法寺の太子堂は、1917年〈大正6〉に二宮・大磯・平塚の大工組合の人々が造営したものであるという。聖徳太子の像が安置されている。聖徳太子は、寺院建立(こんりゅう)の祖と仰がれ、建築に携わる職人たちの守護神として崇拝(すうはい)されている。太子講例祭は、1月と7月の22日に行われ、秦野市内の畳、左官、大工、鳶(とび)などの職人たちが集まって参拝(さんぱい)する。太子講の運営は、職種別に1年ごとに当番となって行われる。