本町地区
妙相寺
(みょうそうじ)
 関東大震災によって本堂は倒壊(とうかい)し、その後に再建されたものである。境内には弁財天を祭る弁財堂がある。大震災後の延焼がここで鎮火(ちんか)したため、毎年9月1日に法要と縁日が行われている。弁財天は、水神・豊穣(ほうじょう)神として崇拝(すうはい)され、後に音楽・言語の神となり、鎌倉時代以降は衣食住や財宝をもたらす神とされている。二宮尊徳の仕法を布教した安居院庄七(あぐいしょうしち)家の菩提(ぼだい)寺である。