本町地区
くずはの家
 秦野盆地のほぼ中央を蛇行(だこう)して流れる葛葉川とそれを囲む豊かな樹林が、市街地における貴重な緑地帯を形成している。葛葉緑地は、1987年〈昭和62〉に「かながわナショナルトラスト第1号」に指定された。平成7年6月、秦野市制40周年に合わせて「くずはのつり橋」が完成した。深さ10mの渓谷(けいこく)の両岸の橋台(きょうだい)から張り渡したケーブルに、歩道部分となるコンクリートの床版(しょうばん)を並べるなど、渓谷に負担をかけないように配慮されている。平成10年4月には、「くずはの家」が開設され、自然観察や講習会など、四季を通じて自然に親しみ、自然を調べ、自然を守る市民活動の拠点となっている。葛葉川を渡るとホタルの生息地や曽屋水道の旧水源施設跡がある。