東地区
寺山の地神塔
  (ちじんとう)
 地神塔とは、大地の神・農業の神を祭った塔である。春分・秋分の日に最も近い戊(つちのえ)の日には、田の神と山の神が交代するので、農業の始まりと終わりであるという信仰から、鍬(くわ)、鋤(すき)を休ませて田畑を耕さないという地神講が行われていた。
 この塔の左側面「□永十辛丑(かのとうし)天二月」の造立銘(ぞうりゅうめい)は、安永10年<1781>と考えられ、この地神塔が秦野地方では最も古い。

※写真上の2石は別物