東地区
関野作次郎
生誕地
 作次郎は、1859年<安政6>名古木(ながぬき)村に生まれた。家業の農業を継ぎ、当時たばこ栽培の先覚者であった草山貞胤(さだたね)に師事し、優れた技術を持つ篤(とく)農家となった。1899年<明治32>に秦野煙草試験地(たばこ試験場)に勤務し、たばこ栽培法の研究に専念することになった。その後、秦野式改良揚床(あげどこ)を全国に普及したり、「たばこ種子精選器」「たばこ種子天播器(てんばき)」を考案するなど、秦野の耕作技術向上に大きな功績を残した。1935年<昭和10>に76歳で他界した。JAはだの本所には、彼の胸像がある。