東地区
金蔵院(こんぞういん)の
阿弥陀如来(あみだにょらい)像
 金蔵院は、市内で数少ない真言宗の寺院である。この仏像は鎌倉時代の作で、1261年<弘長元>の修理銘(しゅうりめい)を持っている。これまでに、2、3度修復された記録がある。像高は90cm、寄木造りである。頭と体を首のところから割って、再び結び付ける造りになっている。目・鼻・口は大ぶりで面相に強い表情を示し、地方色がただよう。1985年<昭和60>秦野市の重要文化財に指定された。