東地区
道永塚
(どうえいづか)
 寺山と落合の境に1771年<明和8>建立(こんりゅう)の道永塚がある。蓑毛の宝蓮寺24世住職による碑文は、「薦福記(せんぷくのき)」と題されている。「ここに古くから道永墓があり、夜々不思議な火が起滅した。宝蓮寺23世の大蟲(だいちゅう)老師が言うには、ここは昔の戦場で、武士の魂が成仏(じょうぶつ)できないで迷っているという。経を読むと、火は消え、澄んだ月のように静かになった。それを知った村民は、相談して碑を建て、長く供養(くよう)していくことにした。」という意味の碑文が刻まれている。