広報はだの 9月15日 特集号 資産経営課 (挟み込み表面) 地震に強いまちづくりのため いざ、本庁舎の耐震補強工事へ… 平成28年10月から着工し、平成30年7月の完成を目指します どうして補強工事が必要なの?  本庁舎は昭和44年10月に開庁して以来、市の公共施設の中心として市民に親しまれてきており、本年で47年目を迎えます。この間、平成7年に発災した阪神・淡路大震災を契機とし、平成9年、10年には、地下1階から地上3階までを中心に暫定的な補強工事を行いましたが、平成25年度に実施した耐震診断の結果では、国の定める耐震性能を満たしていないことが明らかになりました。  そこで、大地震に備え、補強工事によって耐震化を図るため、平成26年度から本庁舎の耐震対策事業を進めており、本年6月をもって、耐震補強工事の設計業務が完了したことから、現在、工事発注の手続きを進めています。 どんな工事を行うの?  建物外周部には窓枠を中心に鉄骨ブレースを設置する補強や小窓の開口閉塞を行い、内部は部分的に鉄筋コンクリート壁による補強を行います。また、耐震診断によって耐震性が低いと判断された塔屋については、安全性を考慮し、屋上3階部分に当たる展望室を解体します。 主な工事概要 ・鉄骨ブレース補強 55か所(地階~塔屋までの全階) ・鉄筋コンクリート壁の補強  2か所(1階及び塔屋) ・開口閉塞(小窓を壁で塞ぐ工事)  1か所(塔屋) ・展望室の解体 予算額 ・10億8千万円(設計費、工事費、工事監理費の総額) ※耐震改修計画の内容については、本年4月26日付けで、全国耐震ネットワーク委員会(一般社団法人 日本建築防災協会所管)に登録のある耐震判定委員会による「耐震改修等評価書」を取得しており、適切な計画であるとの評価を受けています。 どうやって工事を進めるの?  工事は全体を3工区に分けて行い、1階をメインとする第1工区からスタートし、第2工区(2階メイン)、第3工区(3階メイン)の順に約6か月のサイクルで、部分的に事務室の移転を行いながら進めていく予定です。地階、4階、5階及び塔屋についても工事を行いますが、事務室等の移転を伴わないため、各工区と合わせて順次工事をしていきます。また、工事中も継続して本庁舎を使用していくことから、騒音、振動等を伴う工事は土日を中心に行っていきます。 円形鋼管のため、角がなく安全で美観性に優れ、圧迫感も少なく通気性や採光も確保されます。 事務室移転の詳細は裏面をご覧ください。 完成予想図 現在の本庁舎 耐震工事後の本庁舎 ※工事請負の契約に関しては、仮契約中であり、現在、市議会第3回定例会において、本契約に関する議案を審議中です。 お問い合せ 資産経営課☎(82)5121