広報はだの0315号 特集号 表面 教育活動と市民相談の拠点を目指して 教育庁舎がオープンします! 平成28年4月11日(月)から どんな建物? ・構造は重量鉄骨造です。 ・階数は地上3階建てです。 ・建築面積600.93㎡、延床面積1,497.64㎡となり、大きさは本庁舎の5分の1程度になります。 ・駐車場は6台分、駐輪場は9台分のスペースがあります。 ・昇降機は13人乗りが1台あります。 ・3階屋上に太陽光発電パネルを設置し、全ての照明にLEDを採用するなど、地球環境に配慮した建物です。 ・高齢者や身体障害者をはじめ、誰もが不自由なく安全に利用できるバリアフリーに配慮した建物です。 ・災害時などにも業務を継続できるよう、自家発電装置を備え付けています。 どうして建てたの?  平成28年9月から着工を予定している本庁舎の耐震工事では、工事の安全性及び効率性を確保するため、本庁舎の各部署が一時的に移転する仮設庁舎が必要となります。  また、この仮設庁舎の建設地は、将来の教育施設等の整備用地として、県から平成26年3月に取得した土地でした。  こうした背景もあり、仮設庁舎といっても、数億円の経費を費やすことから、耐震工事終了後も継続的に庁舎として使用できるよう、教育施設との両立を図るため、15年のリース方式で建設することとしました。 どこにできるの? ・旧大秦野高校テニスコート跡地(敷地面積1,365.99㎡)に建設しました。 ・住所は本庁舎と同様の桜町一丁目3番2号です。 どんな部署が入って、どんな業務を行うの? 新 4月11日(月)から事務室の場所が変わります(電話番号などの変更はありません) 旧 教育庁舎 課等の名称 主な業務内容 元の場所 2階 教育総務課 教育行政の総合的な企画調整、教育委員会会議の運営、市立幼稚園の運営、学校等の設置及び管理 西庁舎3階 学校教育課 学級編制、職員人事、通学区域、児童・生徒の就学手続き、就学援助、保健、給食 教育指導課 教育課程・学校運営に係る指導及び助言、教科指導、特別支援教育 教育研究所 学校教育及び社会教育の調査・研究、教育支援教室の運営、教職員研修 生涯学習課 生涯学習施策の総合調整、市民文化振興、公民館・宮永岳彦記念美術館・桜土手古墳展示館の運営、文化財の保存管理・活用、市史資料の保存管理・活用 ※文化財及び市史に関しては、桜土手古墳展示館で所管 1階 ※広聴相談課 専門家(弁護士・司法書士・税理士・行政書士など)による市民相談、日常生活における困りごと相談、消費生活に関する相談、国や県の仕事に対する行政相談 本庁舎1階 消費生活センター ※人権推進課 同和対策事業、人権啓発事業、男女共同参画、社会を明るくする運動、人権擁護委員・保護司・更生保護女性会、人権相談、女性相談 本庁舎2階 ※平成28年4月1日より、消費生活相談や人権相談など、市民相談業務を一元化するため、広聴相談課(広聴事務を除く)と人権推進課が統合し、組織名称が市民相談人権課となります。 ※今回の移転に伴い空きが生じる西庁舎3階などのスペースは、本庁舎の耐震工事の仮移転先として活用する予定ですが、当面の間は、会議室や作業室などとして活用していきます。 市民相談業務を中心としたフロアーです。本庁舎の耐震工事中は、本庁舎から各部署が一時的に移転するスペースとしても活用する予定です。 教育委員会を中心としたフロアーです。新たな機能として、教職員のための研究資料室を設置するとともに、教科書などの展示閲覧コーナーを設けています。 会議室及び相談室を中心としたフロアーです。大会議室は、総合教育会議、教育委員会会議、教育に関する各種研修会などを行います。相談室では就学相談などの教育相談を行うことができます。 問い合わせ 財産管理課☎(82)5121 裏面 公共施設再配置特集 進んでいます老朽化 進めています公共施設の再配置 10年後には84%が「築30年以上」に  人口急増期に集中して建ててきた公共施設は、老朽化が進行しています。そのため、公共施設は、大規模な修繕や改修のために多額の財源が必要になってきます。市では、財政運営がより厳しいものとなる中で、床面積を削減しながら公共施設の機能を適切に維持していくための取組を進めていますが、平成27年度における主な取組を紹介します。 問い合わせ 公共施設再配置推進課☎(82)5122 「未来につなぐ市民力と 職員力のたすき」 丹沢つなぐ君 1地域のニーズに合った施設運営 -小規模地域施設の移譲と開放-  児童館や老人いこいの家を地域に譲渡し、地域のニーズに合わせた運営ができるようにします。  これまで市が行っていた児童や高齢者へのサービス機能はそのままに、市民活動などにも幅広く活用することで、公共施設の機能が拡充するようにしていきます。  今後、地域の皆さんのご意見を伺いながら具体的取組を進めます。 老人いこいの家 身近な施設が使いやすくなると便利になるかも。 ボランティア活動から趣味活動まで幅広く使えるね。 つなぐ君 みらいちゃん 2新たな運営方法を研究 実証実験中 -スマートライブラリー実証実験-  本町公民館の図書室では、平成29年3月末(予定)まで、利用する方が「図書館カード」をかざして入り、自動貸出機・返却機を操作する実証実験を行っています。図書の紹介やイベントの充実など、より専門的なサービスの向上につなげるとともに、身近な場所での貸出サービスの実施に向けた研究を進めます。  皆さんからのご意見やご感想をお寄せください。 ※初めて利用するときは、本町公民館の窓口で利用登録が必要です。 カードをかざして入室 自動貸出機を操作 最初は使い方に戸惑うかもしれないけれど、慣れれば簡単だね。 実験をはじめてからの利用者は増えているよ。 3公共施設の利用者負担を考える -公共施設の利用者負担の見直し-  文化会館や体育館、公民館など、市民の皆さんが趣味活動などで利用できる施設59か所について、利用する方が納める使用料をどのようにしていくか、市民の皆さんと一緒に考えています。 ■利用者負担の見直しに係る実証実験  利用者負担の見直しにあたっては、子育て世代を応援するため、子どもの利用の無料化も考えています。昨年の夏休み期間にあわせて、施設管理などへの影響を検証するための実証実験を行いました。 入場者が前年より 増えました。 広報はだの平成27年6月15日号 主な施設 入場者(前年比) 中央運動公園水泳プール 50,290人(↑7.8%) おおね公園温水プール 8,350人(↑12.1%) ※大人・子どもの合計 ■公共施設フォーラム2016  市の人口や財政、公共施設の現状について情報共有を図り、施設を利用する方の率直なご意見をお聞きする場として、本年1月から3月まで、座談会形式で職員との意見交換、参加者どうしの意見交換を行っています。 座談会形式で開催 今後の開催 3月17日(木)午後6時半 文化会館 3月19日(土)午後1時半 南公民館 3月26日(土)午後1時半 堀川公民館 ご意見の一部 ・財政が厳しい中の趣味活動に利用者の負担は必要だが、施設間の差が出ないようにしっかりと使用料を設定して欲しい。 ・公共施設は安価で利用できるため、皆の利用に役立っている。今後も利用しやすい施設となるよう、十分に考えて欲しい。 平成23年度~27年度の公共施設再配置の取組の実績(見込み) ■公共施設の床面積 約2,200㎡削減  (学校の教室に換算すると約30教室分) ■床面積の削減に伴う効果額 約11億円 「秦野市公共施設の再配置に関する方針」と「秦野市公共施設再配置計画」は、本年2月26日に日本計画行政学会が行政・民間を問わず優れた計画を表彰する「第16回計画賞」の最優秀賞を受賞しました。