広報はだの3月1日号 特集号 表面 3月27日(日) 午前9時~午後3時 総合体育館前広場で開催 里山まつり ~体験イベントがめじろ押し! 家族で楽しめます~  自然の恵みを身近に感じながら、里山の大切さを楽しく学ぶことができる里山まつりを開催します。  日ごろ里山保全活動をしているボランティアさんの趣向をこらしたさまざまなお店が出店します。  火おこしやパラグライダーなど、貴重な体験ができるイベントが盛りだくさん。家族や友達と一緒に、ぜひお出掛けください。 体験コーナー 親子、友達とチャレンジしよう 木工教室、火おこし、丸太切り、竹細工教室、シイタケの植菌など 販売コーナー 地元の農産物や竹細工などの手作り品のほか、おいしいおそばや味噌おでんなど、さまざまな模擬店が出店します。 展示コーナー 美しい里山風景の写真展、木工・工芸作品展のほか、里地里山保全活動団体紹介コーナーで秦野の里地里山を学ぼう 特設ステージ 丸太から作品を切り出す神業チェーンソーアートや秦野の木で作ったアルプホルン演奏など、楽しいステージでおまつりを盛り上げます。 参加者 募集 大人気!パラグライダー模擬体験教室 対象 小学生30人(申し込み先着順) 薪・格安で販売します  里山ボランティアがつくった薪を格安で販売します。薪ストーブをお持ちの方、この機会に是非ご購入ください。  購入希望の方は、事前に森林づくり課までご連絡ください(引渡しは当日会場にて)。 問い合わせ 森林づくり課☎(82)9631 丸太切りに挑戦しよう 自然の中で木工体験 里山ふれあいセンター  里山ふれあいセンターは、森林や林業について市民のみなさんの理解を深め、林業の活性化を図るために設けられた施設です。  木工や炭焼きなどが体験できます。表丹沢のみどりに包まれて、木のぬくもりと手作りの楽しさを体験できる当センターをご利用ください。 開館時間 午前9時から午後5時 ※休館日は月曜日(祝日のときは翌日) 利用できる施設 ○木工実習室(1日200円) 木工品を制作・加工でき、電動工具の使い方や制作方法について、指導員のアドバイスを受けられます。お子様でも簡単に作れるものから、机や椅子といった本格的な木工品までどなたでも楽しめる施設です。 ○研修室(1時間200円) 会議、室内イベント会場などにご利用ください。 ○炭焼き窯(無料) 参加者募集 木工教室 菓子鉢(皿)づくり  秦野産スギ材を使った素敵なお菓子皿(直径約25㎝)をつくろう。 と き 3月19日(土) 10時~16時 参加費 1000円 定 員 5名 問い合わせ 里山ふれあいセンター(秦野市羽根988)☎(75)1961 裏面 ~取り戻そう!はだのの里山~ 里山保全ボランティア募集 里山のいま  かつての里山は、薪や柴をとったり、炭を焼いたり、落ち葉を集めて肥料にしたり、山菜を採ったりと私たちの暮らしに欠かせない存在でした。  しかし、私たちの生活の変化とともに、いつしか里山に人が入ることもなくなり、放置されていきました。  今、かつての美しい里山が失われつつあります。  私たちにとって、ふるさとの原風景である里山にもう一度目を向け、守っていく必要があります。 みんなで里山を守ろう  里山の保全活動を行うボランティアを募集しています。市内では、30を超えるボランティア団体が里山保全活動をしています。一緒に活動してもらえる仲間を募集しています。汗を流したい方、即戦力の経験者の方、初心者の方も大歓迎です。楽しみながら、森を育てる活動に参加してみませんか。ご興味のある方は、団体をご紹介しますので、森林づくり課へご連絡ください。 薪作りやシイタケの収穫も楽しめます 問い合わせ 森林づくり課☎(82)9631 参加者 募集 里山ボランティア養成研修  里山整備の基礎知識と技術を学び、ボランティア活動に参加しませんか。  道具の手入れや使い方、間伐や下草刈りなど、里山整備のために必要な技術と里山の現状について、年間を通して学ぶ研修です。  市内各地の里山で活動体験ができる貴重な機会です。女性も大歓迎、ぜひご参加ください。 と き 5月~翌年2月までの間で月1回、土曜日に開催します。(全10回程度) ところ 里山ふれあいセンター及び市内各地の里山 内 容 チェーンソー、草刈機など機材の取扱いのほか、里山での活動体験 定 員 20人(申し込み先着順) 楽しく学び仲間もつくれます(上) チェーンソーでの実践研修(左) 里山イベント情報配信「里山メール会員」  里山散策、自然観察会、田植え体験など里山の楽しいイベント情報を配信する里山メール会員にぜひご登録ください。 登録方法 QRコードを読み込む、またはsinrin@city.hadano.kanagawa.jp宛てに、「里山メール登録希望」と題し、「氏名(必須)」「住所(任意)」「連絡先(任意)」を記載し、メールを送信してください。 「秦野の木」もっと使おう  秦野市の面積の約53%が森林。その森林は、山崩れを防ぎ、地下水を蓄える重要な役割を果たし、私たちの暮らしに欠かせません。  森林を守り育てるためには、木を伐り、その木を使う必要があります。  森林といっても、その森林にはどのような種類の木が生えているかによって、森林の管理方法は様々です。木を伐らないほうがいい森林もありますし、逆に木を切って木材として使うほうがいい森林もあります。  秦野市の多くの森林は、人の手で植えたスギ、ヒノキの人工林。この人工林の森林を放っておくと、木々が密集した状態となり、幹も根も十分な成長ができなくなります。また、密集した林の中は暗く地面まで光が届かないために、草が生えず土壌がむき出しのままになってしまい、水を蓄える力がなくなるとともに、山が崩れる原因になります。  木を伐り間引く「間伐」をすることが、森林を守り育てることなのです。  せっかく伐った木が使われなければ、林業に関わる人たちが収入を得られず、木を植え、育てる人がいなくなってしまいます。  木を使うことにより、「植える→育てる→収穫する」のサイクルが循環し、健康な森林が保たれるのです。  近年、外国産木材の輸入の増加などから、国内産木材の利用が減少しています。利用されないと林業が衰え、ますます間伐などの手入れの行き届かない森林が増えてしまいます。そのため、地元の木を使うことが重要となっています。 ○秦野産材産地認証制度  秦野の森林で育まれた木材を使ってもらうため、林業関係者などが連携し、「秦野産材活用推進協議会」を立ち上げ、秦野産材の産地認証制度を設け、秦野産木材の流通の円滑化を図るとともに、PR活動を積極的に進めているところです。 ○公共建築物等における木材利用の促進  市では、「秦野市公共施設における秦野産材の利用の促進に関する基本方針」を策定し、公共建築の新設、改築などにおいて、秦野産材の活用に努めています。  その品質の良さから、歌舞伎座の舞台や花道にも使用された秦野産の木材。秦野の森林では、家づくりに最適な木材のスギ、ヒノキを生産しています。秦野で家をつくるなら、地元の気候・風土で育った木が適しています。丹沢の森林が育んだ木材を住宅の新築やリフォームなどにぜひご活用ください。 秦野産木材産地 認証マーク [中央運動公園のトイレ] 秦野の木材を使ったトイレ。山小屋風の外観で秦野の景観にもマッチしています。 小学生児童の学習机にも活用 秦野産材の机  秦野産材の活用促進と児童の森林教育の一環として、小学校の学習机の天板に秦野産ヒノキを使う取組を進めています。  一枚一枚手作りで作られた机は、無垢材で手触りが良く、ヒノキの香りを感じることができます。児童が身近に木製製品の良さを体感し、木材利用の意義を学んでいます。 児童が自分で天板の取付けを行いました。木のぬくもりを感じながら、学校生活を送っています。