○11月1日号2面 広報はだの 平成27年(2015年)11月1日 2 映画「じんじん秦野編」 製作準備中 Ⓒ2013「じんじん」製作委員会  平成25年5月に公開された映画「じんじん」。劇場公開だけに限らず、ゆっくりと各地のホールや公共施設で上映する「スローシネマ」という方式を取りながら、今なお全国にその感動を届けています。  「あの感動をふたたび!続編の製作をここ秦野で!!」を合言葉に、現在その準備が進められています。秦野在住の山田大樹監督と企画・主演の大地康雄さんに続編への熱い思いを語ってもらいました。 秦野に魅せられて  「秦野は自然が多いところも好きですけど、まちもきれい。あと、みんな人柄がいいですよね。元々住んでいる人も、魅力を感じて住み始めた人も」  声を弾ませながら話す山田監督。脚本の執筆などを自宅で行うことが多いという監督は、自然があふれる場所での静かな暮らしを求めて、8年前から上地区に住んでいます。  「秦野で映画を撮りたいとずっと思っていたんですよ」  これまで、「じんじん」続編の舞台に自分たちのまちを使ってほしいと、いろいろな地域から声を掛けられたそうですが、それでも監督は秦野を舞台に選んでくれました。 「生活する中で秦野の魅力を肌で感じたことが一番ですが、映画の下見をした多くのスタッフも、都心から1時間のところに、こんなに自然があるのかと驚いていましたね。そんな周りの後押しも決め手の一つです」  ようやく悲願が果たせたと、監督はうれしそうな笑顔を見せました。 秦野らしさで感動を  秦野という場所は、人を和やかにさせる何かがある。それを映画で表現したいと山田監督は言います。  現在は脚本作りの大詰め。主人公の銀三郎をはじめとする登場人物の喜怒哀楽などを秦野の自然と絡めながら、いかに感動的に表現できるかを練っているそうです。 「地元の人って意外と、自分の住んでいるところの素晴らしさに気が付かないことがあるじゃないですか。『じんじん』を通じて、そういったことを皆さんに発見してもらいたいという気持ちがあります」  秦野への愛がひしひしと伝わる監督から、最後に皆さんへ。 「エキストラが必要になるシーンには是非協力してほしい。それから、ここで撮影していたよって、ネットなどで映画の宣伝をしていただければ。こういうのがすごく心強いんですよね」  皆さんも是非、映画「じんじん秦野編」の製作に参加する気持ちで、応援してください。 山田大樹監督 キーワードは「山」 じんじん秦野編 Ⓒ2013「じんじん」製作委員会  前作では、銀三郎のおかしくもほろ苦い生き方とともに、北海道剣淵町の大きな取り組みである「絵本の里」づくりが紹介されました。そこでは絵本が結ぶ親子の「愛の記憶」が大きなテーマでしたが、今回は「山」をキーワードに、「困難な道へと旅立つ人」の「勇気と誇り」が取り上げられます。 前作の主な受賞歴 ◆第44回インド国際映画祭国際映画部門正式招待 ◆第13回イマジンインディア国際映画祭マドリッド主演俳優賞受賞 ◆ゆうばりファンタランド大賞受賞、ゆうばりファンタランド大賞人物賞受賞:大地康雄さん(ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2013) 県知事も応援しています 黒岩祐治 県知事  映画「じんじん」の続編製作の準備が秦野市で進められていると聞き、地方発信の映画として、大いに期待しています。  この度、私も「神奈川県サポーター代表」として、秦野市民の皆さんと一緒に、この映画製作を盛り上げていきたいと思います。すばらしい映画が完成しますことを、今から楽しみにしています。 企画・主演 大地康雄さんからのメッセージ  秦野市の皆さま、初めまして。大地康雄です。平成25年秋に行われた映画「じんじん」の上映会では、ご多忙中多くの方々にご覧頂きありがとうございました。また、上映会にご協力頂いた各関係者の皆さまに心よりお礼申し上げます。この映画は6年前に、長年絵本による町おこしに取り組んできた北海道の剣淵町との出会いから生まれた作品です。絵本によって培われてきた剣淵町の人々の他者への思いやり、そして読み聞かせを体験している子供たち一人一人の豊かな感性、表情、輝く瞳に感動し、是非この世界を一人でも多くの方にお届けしたいとの思いで企画させていただきました。おかげさまでこの映画をご覧頂いた、たくさんの方から感動のお手紙を頂き、現在も全国で上映が広がっています。同時に今、是非続編を観たいという声が高まってきております。  そんな中、「じんじん」の監督で秦野市での上映にも尽力して頂いた、秦野市在住の山田大樹監督を通じて、秦野市での続編の実現に向けてお話を頂きました。山田監督は私の刑事ドラマ、ヒットシリーズ「刑事・鬼貫八郎」で、13年共に仕事をしてきた仲間です。そしてこの長年のシリーズ脚本も「じんじん」の脚本家、坂上かつえさんです。才能あふれるお二人と志の高いスタッフに支えられたことが、今回の成功につながった大きな要因だと心より感謝しております。  次回作もこの同じチームで自然豊かな素晴らしい秦野を舞台に、秦野の市民の皆さま共々、前作に劣らぬ笑いと涙と感動の作品を創り、全国にお届けできればこれ以上の喜びはありません。  どうか「じんじん秦野編」へのご理解とご支援のほど、よろしくお願い致します。 募集しています 応援団 Ⓒ2013「じんじん」製作委員会  「じんじん秦野編」の製作を支える市の応援団を募集しています。現在、団員は400人を超え、今なお増えています。 内容 映画の宣伝、エキストラ出演、スタッフの支援など 団員募集のホームページ 問い合わせ 観光協会☎(82)8833 山田監督と大地さんが市長を表敬訪問した様子は、市ホームページに掲載しています。 山田大樹 大地康雄 秦野 検索