広報はだの6/1号 4・5面 子育ての強い味方 母子保健コーディネーター  妊婦が安心して出産、子育てに臨めるよう相談に応じ、情報提供などを行う母子保健コーディネーター。4月から新たに始まった、子育ての強い味方の活動を紹介します。 人それぞれに合った対応を  明るく話し掛けながら、妊婦の健康状態を確認したり、相談に応じたりしているのは、榎本優子助産師。市内初の母子保健コーディネーターとして、保健福祉センターで活躍しています。  母子保健コーディネーターは主に、妊娠届出書の内容を確認し、悩みや心配ごとがある人に連絡。妊婦の状況に応じて、さまざまなサポートを行っています。 「初めての妊娠で分からないことばかり。不安でしたが、アドバイスをもらって、少し自信がつきました」  先月転入した20代の妊婦は、ほっとした様子で窓口を後にしました。  4月から5月上旬までに受け付けた妊娠届出書は約100件。相談内容は、妊娠中に気を付けたい食事、出産後の生活や家庭に関する相談など、さまざまです。 「実際に話を聞いて、よりよい過ごし方などをアドバイスします。妊婦さ んの安心した様子が分かると、うれしいですね。心配な方は届け出前でも電話を掛けてきて、相談することもありますよ」  また、必要な窓口の紹介を行うのもコーディネーターの仕事。 「いろいろなご案内をしています。ご家族の方も、心配なことや疑問があるときはいつでも相談してほしいですね」  妊婦の引っ越しのために住宅相談の部署を紹介したことや、妊婦の夫から相談を受けたこともあったとほほ笑む榎本さん。子育ては一生に一度。悩みをなくして、子供と向き合ってほしいといいます。 楽しい子育てをサポート  現在、妊娠届出書の受け付けと母子健康手帳の交付は市役所で行っていますが、7月1日からは保健福祉センターに場所を移します。 「妊婦さんも、話しやすくなると思います。さらに良いアドバイスができるんじゃないかな」  顔を合わせることで、今まで届出書だけでは分からなかった妊婦の状態を確認することができ、よりきめ細やかなサポートができると榎本さんは話します。  このように、妊婦に寄り添う形で子育て支援に力を入れている一方、妊娠の届け出は少しずつ減る傾向にあります。 「子育てが大変だと思って、身構えてしまう人が増えているのかもしれません。不安を取り除いて、楽しい子育てをサポートしていきたいですね」  2児の母でもある榎本さん。子育てに必死で気持ちに余裕がなかったとき、自身の母親に掛けられた言葉を、これから子供を持つ人にも伝えたいと話します。 「個性を大切にして、その子に合った子育てをすること。あれをしなさい、これをしなさいと言い過ぎずに、待つことも大事なんだよ」  子供の成長を「見守る」ことも大切。育児の経験者としても、よりよい子育ての方法を考えていきたいといいます。 切れ目のない支援を  母子保健コーディネーターは、主に妊婦への支援を行いますが、秦野の子育て支援はそれだけにとどまりません。  出産後の新生児訪問。赤ちゃんと母親の健康状態を確認します。里帰りなどで他の市町村で生活しているときには、滞在市区町村へ連絡し、訪問してもらうよう依頼することもあります。  また、4カ月児から3歳6カ月児を対象にした6回の乳幼児健康診査のうち5回が集団健康診査。子供が健やかに育つための支援を行っています。定期的に実施しているため、母親同士が仲良くなることも。地域でのつながりをつくりながら子育てができる場にもなっています。  さらに、初めて子育てをする親や祖父母向けの「おめでた家族教室」、妊娠期の食事を実際に作る「マタニティクッキング」、父親向けの「イクメン講座」なども実施しています。 「市ではコーディネーターだけでなく、保健師や管理栄養士とも連携して、いろいろな視点から子育てを支援しています。お父さん、お母さんの力強い味方です」 と力説する榎本助産師。これからも、秦野で子育てしてよかったと思ってもらえるサポートをしていきたいと意気込みます。 問い合わせ 健康づくり課親子健康担当☎(82)9604 栄養を考えたメニューを作るマタニティクッキング 7月1日 (水)〜 変わります 母子健康手帳の交付場所 市役所1階戸籍住民課 保健福祉センター1階 健康づくり課親子健康担当  妊娠や出産、育児を記録する母子健康手帳。妊娠が分かったら妊娠届を提出し、交付を受けましょう。 対 象 市内に住民票があり、産婦人科医療機関(市外も可)で受診し、妊娠週数と分娩予定日が確定した方 手続き 身分証明書を持参し、妊娠届出書(保健福祉センター1階健康づくり課親子健康担当、市ホームページにあります)を記入 ※代理人が申請するときも身分証明書が必要 交付を受けると ▽妊婦健康診査補助券などが受け取れます ▽母子保健コーディネーターを始め、専門の職員が相談に応じます 妊娠中に転入または転出したときは  転入前の妊婦健康診査補助券は、市内では使えません。母子健康手帳と転入前の市区町村の妊婦健康診査補助券を健康づくり課親子健康担当へ持参してください。市で使える補助券と交換します。転出したときは、転出先の市区町村で手続きをしてください。 問い合わせ 健康づくり課親子健康担当☎(82)9604 保健福祉センター 通知書を送付します 市県民税・国民健康保険税・介護保険料  平成27年度の市県民税の納税通知書、国民健康保険税・介護保険料の決定通知書を送付します。1年間の税額や保険料、納付の方法などが記載されていますので、確認してください。 ※税額や保険料は、昨年中の所得により決定します 市県民税 発送日・対象 ▽6月1日(月) 4月1日現在65歳未満の方 ▽6月10日(水) 4月1日現在65歳以上の方     ▽課税される方1人につき1通送付します ▽非課税の方には送付されません 国民健康保険税 発送日・対象 6月12日(金) 国民健康保険の加入者がいる世帯の世帯主     ▽国民健康保険に加入していない方でも、同じ世帯に加入者がいるときは、世帯主に課税されます ▽税額は加入者のみで計算します 介護保険料 発送日・対象 6月12日 5月31日時点で65歳以上の方     ▽保険料額は、12段階で決定しています 問い合わせ 市県民税は市民税課☎(82)5130、国民健康保険税は国保年金課☎(82)9613、介護保険料は高齢介護課☎(82)9616 市県民税の通知書 国民健康保険税の通知書 介護保険料の通知書 ご利用ください 子育てのサポーター 病後児保育室  病気の回復期にあり、保育所などで集団生活をするほど体力が回復していない子供を、看護師と保育士が専用の保育室で預かる病後児保育。仕事などの都合により、保護者が自宅で保育できないときに、利用できます。 利用時間 午前7時半~午後6時半(土・日曜日、祝・休日、年末年始を除く) ところ ひろはたこども園内「おひさまルーム」 対象 市内在住または市内の保育所に在籍する4カ月児~小学3年生で、かかりつけ医が発行する医師連絡票のある方(発行には手数料が掛かります) 定員 1日3人(申し込み先着順) 利用料 1回2000円(給食・おやつ代は別途負担) 申し込み 前日までに病後児保育室(☎(79)3115)に電話をし、申込書・医師連絡票(保育室、市役所2階保育こども園課、市ホームページにあります)を当日提出 保育コンシェルジュ  市役所2階保育こども園課の窓口や電話で、未就学児の預け先に関する相談に応じたり、保育サービスの情報を提供したりする、専門の相談員「保育コンシェルジュ」。電話での相談も受け付けていますので、気軽に利用してください。 利用時間 月・火・水・金曜日(祝日、年末年始を除く) 午前9時~午後5時(正午~午後1時を除く) 問い合わせ 保育こども園課☎(82)9606 初回の利用料を助成します ファミリーサポートセンター  子供を預かる「支援会員」と預ける「依頼会員」で構成するファミリーサポートセンター。自宅で子供を預かったり、学校や習い事へ送迎したりして、子育てを応援しています。登録後、平日の午前7時から午後7時の間に初めて利用する方には、3時間分の利用料(2100円)を助成します。 利用料金(依頼会員が支援会員に支払う金額) ◇月~金曜日の午前7時~午後7時 1時間700円 ◇土・日曜日、祝日、年末年始、上記以外の時間帯 1時間900円 ※子供の送迎に必要な交通費、支援会員が用意した飲食物やオムツなどがあるときは別途負担。 問い合わせ ファミリーサポートセンター☎(84)1330 児童ホーム 夏休みの入室を受け付け 対象 夏休みの間(日曜、祝日を除く)、家族が仕事や病気などで保護できない、市内在住の小学1~4年生 申し込み 申込書に児童調査票、就労証明書(いずれも市役所2階保育こども園課、公民館、駅連絡所にあります)または医師の意見書など夏休みに保護ができないことを証明する書類を添えて、6月18日(木)までに保育こども園課へ持参 問い合わせ 保育こども園課☎(82)9606 始まります マイナンバー制度  住民票がある方に個人番号が指定されるマイナンバー制度(社会保障・税番号制度)。個人番号は、年金や児童手当などの手続き、税の届け出、災害対策などに活用されます。詳しい内容や今後の予定は、内閣官房ホームページ(http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/index.html)またはナビダイヤル☎(0570(20)0178)で確認できます。 個人番号が通知されます  10月から、住民票の住所に氏名、住所、生年月日、性別と個人番号が記載された通知カードが郵送されます。 希望者に個人番号カードが交付されます  来年1月から、申請した方に、個人番号カードが交付されます。本人確認のための身分証明書として利用できるほか、インターネットによる確定申告などの各種サービスに利用できます。 問い合わせ 制度全般は情報システム課☎(82)5115、カードは戸籍住民課☎(82)5127 マイナンバーキャラクター マイナちゃん 個人番号カード(表面) 秦野市伊勢原市環境衛生組合 平成26年度の財政状況  ごみ処理と火葬業務は、本市と伊勢原市で組織する「秦野市伊勢原市環境衛生組合」が行っています。この組合の予算がどのように使われているのか、平成27年3月31日現在の執行状況をお知らせします。 収入 区   分 予 算 額 収 入 済 額 収入率 分担金及び負担金 12億1684万円 10億4466万円 85.9% 使用料及び手数料 2億9460万円 2億6855万円 91.2% 国庫支出金 666万円 614万円 92.2% 県支出金 1885万円 0円 0.0% 財産収入 37万円 37万円 100.0% 繰入金 2億2733万円 2億2733万円 100.0% 繰越金 1億3854万円 1億3854万円 100.0% 諸収入 2億8408万円 2億9791万円 104.9% 合計 21億8727万円 19億8350万円 90.7% 支出 区   分 予 算 額 支 出 済 額 執行率 議会費 282万円 250万円 88.7% 総務費 4億6770万円 4億1960万円 89.7% 衛生費 16億5784万円 13億1682万円 79.4% 公債費 5733万円 5733万円 100.0% 予備費 158万円 0円 0.0% 合計 21億8727万円 17億9625万円 82.1% 組合財産の状況 区 分 現在高 土地 6万2044㎡ 建物 2万3146㎡ 基 金 職員退職給与準備基金 2719万円 施設整備基金 9783万円 減債基金 3億3930万円 組合債の状況 区 分 現在高 ごみ処理 施設整備 関係 56億4778万円 (-1093万円) ※1万円未満四捨五入。(  )内は前年との増減額 問い合わせ 秦野市伊勢原市環境衛生組合☎(82)2500