喫煙による健康への影響
問い合わせ番号:10010-0000-2422 更新日:2023年8月1日
たばこについて
喫煙についての基礎知識
厚生労働省e-ヘルスネットではたばこについての基礎知識をまとめています。
たばこの基礎知識(厚生労働省e-ヘルスネット)
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5月31日は世界禁煙デー
5月31日の「世界禁煙デー」は、たばこを吸わない習慣を社会に広めることを目的として、世界保健機関(WHO)の決議により昭和63年(1988年)に設けられました。
また、5月31日から6月6日は「禁煙週間」です。厚生労働省においても、平成4年から世界禁煙デーに始まる一週間を「禁煙週間」として定めました。
たばこの種類
紙巻たばこ(シガレット)
私たちが普段よく目にするたばこです。
たばこ葉を刻み、紙で細長く巻いてあります。たばこ葉に火をつけ、燃えた煙を吸います。
加熱式たばこ
たばこ葉を使用していますが、燃やすのではなく加熱して発生した蒸気を吸います。
葉を燃やさないため、紙巻たばこに比較して臭いが少なく灰が出ない等の違いがあります。
加熱式たばことは(厚生労働省e-ヘルスネット)
電子たばこ
紙巻たばこと加熱式たばことの大きな違いは、たばこ葉を使用していないことです。
電子タバコでは、たばこの成分が含まれた液体(リキッド)を加熱して発生した蒸気を吸います。
なお、日本ではニコチンの含まれる液体は、医薬品医療機器等法律(薬機法)により販売に許可が必要です。
電子たばことは(厚生労働省e-ヘルスネット)
たばこの煙には有害物質がいっぱい
たばこの煙には、依存症の原因となるニコチンのほか、タールや一酸化炭素、ヒ素やカドミウムなど、200種類以上の有害物質が含まれています。そのうち60種類以上は発がん物質です。
また、たばこの煙には、喫煙者が直接吸い込む「主流煙」と点火部から立ち上る「副流煙」があり、「副流煙」は「主流煙」より多くの有害物質を含んでいます。
加熱式たばこであっても「主流煙」には多くの有害物質が含まれており、長期的な使用による身体への影響が懸念されています。
たばこに含まれる有害物質について(厚生労働省e-ヘルスネット)
喫煙者本人への健康影響
疾患にかかる危険性が高くなります
- 喉頭がん、肺がん、食道がん、口腔がんなど、多くのがんについて発がんリスクが高くなります。
- 脳梗塞や脳内出血、クモ膜下出血などの脳血管疾患や、狭心症、心筋梗塞などの循環器疾患のリスクが高くなります。
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)や喘息等の呼吸器疾患のリスクが高くなります。
- 妊婦の場合は、早産や低出生体重児、流産などのリスクが高くなります。
喫煙による健康影響(厚生労働省e-ヘルスネット)
たばこに依存する可能性があります
たばこを繰り返し使用し、たばこに含まれる物質を習慣的に摂取していると、同じ量では満足できなくなってしまったり、たばこなしではいられなくなる状態になります。
社会的影響がある場合があります
たばこに依存することで、生活費をたばこに注ぎ込んでしまったり、副流煙により周囲の人へ健康被害を与えてしまう可能性があります。
たばこは美にも大敵
たばこによってビタミンCが破壊されるので、肌を老化させる活性酸素が増加したり、ニコチンが血管を収縮させるので、次のような老化が進みます。
- お肌のハリやツヤを保つためのコラーゲンやエラスチンが減少してしまい、シワやたるみが増えます。
- くすみやシミがひどくなります。
- 歯肉やせや色素沈着により歯周病になりやすくなります。歯周病になると口臭や歯が抜けるなど口もとの老化も進みます。
- 髪も細く、薄くなり、白髪になりやすくなります。
- 目の老化も早まり、老眼や白内障にもなりやすくなります。
- 女性の若さを保つ大事な女性ホルモンの働きがブロックされ、更年期が早まり、全身の老化が進みます。
受動喫煙による健康影響
自分ではたばこを吸わない人が、他の人のたばこの煙を吸い込んでしまうことを「受動喫煙」と言います。
受動喫煙があると、たばこを吸わない人の体内からも実際にたばこの煙の成分が検出され、自分の意志とは関係なく、喫煙している状態なのです。
受動喫煙対策
詳しくは厚生労働省ホームページや神奈川県ホームページをご確認ください。
受動喫煙でも健康への悪影響があります
受動喫煙にさらされると、虚血性心疾患、肺がん、低出生体重児、子どもの中耳炎や肺炎、乳幼児突然死症候群(SIDS)などの危険性を高めることが明らかになっています。
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所属課室:こども健康部 健康づくり課 健康づくり担当
電話番号:0463-82-9603