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円通寺 木造十一面観音菩薩立像

問い合わせ番号:10010-0000-2243 登録日:2018年10月13日

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市の指定重要文化財

木造十一面観音菩薩坐像

  • 円通寺(えんつうじ)
  • 木造十一面観音菩薩(もくぞうじゅういちめんかんのんぼさつ)立像(りゅうぞう)
  • 昭和60年指定

概要

  • 像高120.7センチメートル
  • 寄木造(よせぎづくり)(注1) 玉眼(ぎょくがん)(注2)
  • 推定製作年代:南北朝期(平成3年解体修理実施)

 十一面観音は頭部に十一の顔を持つ変化観音の一つで、変化観音の中では最も多くの遺例を持ちます。

 頭部耳前で前後に矧ぎ首で体部に挿しており、体部の主要部は一材で彫り出し、背中に内刳り(うちぐり)(注3)を施し背板を当てています。両腕を肩、肘、手首で矧ぎ、両足先、頭上面等も別材で作られています。
 衣文表現はやや硬いものの、深浅を使い分け、複雑な襞(ひだ)(注4)を手馴れた彫技でこなしています。やや平板化の目立つ肉取りや、各部の線の細い造形から南北朝期に作られたと考えられています。

語句の意味

(注1) 寄木造(よせぎづくり) 木彫像の主要部分を複数の材からつくる技法。
(注2) 玉眼(ぎょくがん) 水晶でつくられた眼。
(注3) 内刳り(うちぐり) 木造彫刻で、乾燥によるひび割れを防ぐために内部をくりぬくこと。
(注4) 襞(ひだ) 衣服などにつけられた細長い折り目。

MAP

円通寺までの地図

所在地

秦野市寺山780
 

注:駐車場あり。(台数が少ないため、公共交通機関をご利用ください。)

交通手段

神奈川中央交通バス「秦野駅」バス停乗車、「東中学校前」バス停下車徒歩2分

  • 秦20「下宿、寺山経由蓑毛」行き
  • 秦21「名古木、蓑毛経由ヤビツ峠」行き

地図情報

円通寺 木造十一面観音菩薩立像

秦野市寺山780

このページに関する問い合わせ先

所属課室:文化スポーツ部 生涯学習課 文化財・市史担当
電話番号:0463-87-9581

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