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宝蓮寺の指定重要文化財

問い合わせ番号:10010-0000-2240 更新日:2018年10月13日

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木造五智如来坐像(もくぞうごちにょらいざぞう)

木造五智如来坐像1 木造五智如来坐像2 木造五智如来坐像3

県の指定重要文化財

木造五智如来坐像2

  • 宝蓮寺大日堂(ほうれんじだいにちどう)
  • 木造大日如来坐像(もくぞうだいにちにょらいざぞう)
  • 昭和49年指定
  • MAP

概要

  • 像高199.5センチメートル
  • 一木造(いちぼくづくり)(注1)彫眼(ちょうがん)(注2)
  • 製作推定年代:平安時代
     

 頭部から体部までヒノキの一木で作られており、両手は肩ではなく腕の途中で接合しています。頭部及び体部には内刳り(うちぐり)(注3)が施されており、両脚部は内刳りを施したヒノキを横にして接合しています。
 胸前で智拳印(ちけんいん)(注4)を組み、右を上にするように足を組んで座っています。胸、腹、腰の肉付きは豊かで彫りも浅く荒っぽいものの、たくましさを感じることができます。

市の指定重要文化財

木造五智如来坐像1 木造五智如来坐像3

1 釈迦如来坐像、2 阿弥陀如来坐像、3 宝生如来坐像、4 阿閦如来坐像

  • 宝蓮寺大日堂(ほうれんじだいにちどう)
  • 木造五智如来坐像(もくぞうごちにょらいざぞう)
  • 平成2年指定
  • MAP

1 釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)概要

  • 像高123センチメートル
  • 一木造 彫眼
  • 推定製作年代:平安期

 頭部及び体部は内刳りが施されたヒノキで作られています。両脚部は浅く内刳りが施されたスギ材で作られています。

2 阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)概要

  • 像高123センチメートル
  • 一木造 彫眼
  • 推定製作年代:平安期

 頭部及び体部は内刳りが施されたヒノキで作られています。両脚部は浅く内刳りが施されたスギ材で作られています。

3 宝生如来坐像(ほうしょうにょらいざぞう)概要

  • 像高125センチメートル
  • 一木造 彫眼
  • 推定製作年代:平安期

 頭部、体部と両腕の肩から肘までがケヤキの一木で作られています。両脚部は浅く内刳りが施されたスギ材で作られています。

4 阿閦如来坐像(あしゅくにょらいざぞう)概要

  • 像高124センチメートル
  • 一木造 彫眼
  • 推定製作年代:平安期

 頭部、体部及び両腕の肩から肘までがケヤキの一木で作られています。体部には内刳りは施されておらず、両脚部は浅く内刳りが施されたスギ材で作られています。

木造聖観音菩薩立像(もくぞうしょうかんのんぼさつりゅうぞう)

市の指定重要文化財

木造聖観音菩薩立像1

  • 宝蓮寺大日堂(ほうれんじだいにちどう)
  • 木造聖観音菩薩立像(もくぞうしょうかんのんぼさつりゅうぞう)
  • 昭和46年指定
  • MAP

概要

  • 像高228センチメートル
  • 一木造 彫眼
  • 推定製作年代:平安期

 大日堂境内にあった観音堂に祀られていた像で、観音堂の廃堂にともない大日堂に客仏として安置されています。現状では表面が磨耗しています。宝髻(ほうけい)(注5)から裾までを一材で彫り出し、両手を肩で接合しています。内刳りは施されていません。高く大きな宝髻をつけ、現状では条帛(じょうはく)(注6)の痕跡は確認することはできません。(も)(注7)の(ひだ)(注8)は、裾の両側に張り出した部分と膝から下にU字状に数条刻まれる他はほとんど磨耗しています。このは古様を示しており、また、側面から見た体躯の量感は豊かであることから、この像が平安時代にさかのぼるものであると考えることができます。頭と首、胴の接合は素朴な彫技により、ぎこちなさを残していますが、それが地方的な力強さを備えているといえます。

木造十王像等諸仏(もくぞうじゅうおうぞうとうしょぶつ)

市の指定重要文化財

木造十王像等諸仏1

  • 宝蓮寺茶湯殿(ほうれんじちゃとうでん)
  • 木造十王像等諸仏(もくぞうじゅうおうぞうとうしょぶつ)
  • 平成15年指定
  • MAP

概要

  • 地蔵菩薩像1体、十王像10体、奪衣婆像1体、倶生神像2体、鬼卒像1体、壇拏幢2体
  • 推定製作年代:江戸期

 丈六(約4.85メートル)にせまる法量を持つ地蔵坐像を本尊に、等身の十王坐像・奪衣婆坐像・倶生神立像(司令・司録)・鬼卒坐像、それに人頭杖・鏡台などの付属具までセットとして作られており、県内において等身以上の作例は多くはありません。
 近世作にありがちな形式的、類型的な点が目立ちますが、怒りの面相には個性的な作風を見ることができ、やや粗い彫り技が独特の迫力を生んでいます。
 十王坐像には享保6(1721)年の年紀と江戸神田の大仏師左近の作者の墨書銘があり、高い資料的価値を認めることができます。

閻魔像 奪衣婆像

 平成17年に閻魔像(左写真)と奪衣婆像(右写真)修理が完成しました。

 平成21年に五道転輪王、平成22年に平等王の修理が完成しました。

 平成24年より五官王、宋帝王の修理が始まりました。

十王とは人を死後に裁く諸王のことで、それぞれが決まった日に裁きを行います。

  • 秦広王(しんこうおう) 没後初七日に裁きを行う。
  • 初江王(しょこうおう) 没後二七日(14日)に裁きを行う。
  • 宋帝王(そうていおう) 没後三七日(21日)に裁きを行う。
  • 五官王(ごかんおう) 没後四七日(28日)に裁きを行う。
  • 閻魔王(えんまおう) 没後五七日(35日)に裁きを行う。
  • 変成王(へんじょうおう) 没後六七日(42日)に裁きを行う。
  • 太山王(たいざんおう) 没後七七日(49日)に裁きを行う。
  • 平等王(びょうどうおう) 没後百か日に裁きを行う。
  • 都市王(としおう) 没後一周忌に裁きを行う。
  • 五道転輪王(ごどうてんりんおう) 没後三回忌に裁きを行う。

木造二王立像(もくぞうにおうりゅうぞう)

市の指定重要文化財

吽形像 阿形像

左写真は吽形(うんぎょう)像、右写真は阿形(あぎょう)像

  • 宝蓮寺仁王門(ほうれんじにおうもん)
  • 木造二王立像(もくぞうにおうりゅうぞう)
  • 平成20年指定
  • MAP

概要

 宝蓮寺大日堂の前に建つ仁王門の左右に安置される阿吽(あうん)(注9)一対の像で、向かって右に阿形、左に吽形を配しています。両像とも寄木造り(よせぎづくり)(注10)、彫眼で彩色を施しており、上半身は裸形で下半身にをつけています。作風は慶派系のような力強い二王以前の穏やかさがみられ、制作が平安後期に遡ることを示しています。作行きは中央風に触れた造形を思わせ、面貌には藤原期彫刻としては強い表情が見られることから制作時期は12世紀半ば頃と推察されます。平安期に遡る作例として極めて重要であり、県下においても現存最古の本格的作例といえます。また、東国の例としても福島県の法用寺に続く古像ということができ、彫刻史上重要であり、秦野地域の古代史にとっても重要な意義を持つものといえます。

 蓑毛大日堂仁王門二王像調査報告書

<語句の意味>

 (注1) 一木造(いちぼくづくり) 一つの材から仏像等を切り出す技法。
 (注2) 彫眼(ちょうがん) 木の彫像の表面をじかに彫ってあらわされた眼。
 (注3) 内刳り(うちぐり) 木造彫刻で、乾燥によるひび割れを防ぐために内部をくりぬくこと。
 (注4) 智拳印(ちけんいん) 胸の前で左手をこぶしに握って人差し指だけを立て、それを右手で握る印。右手は仏、左手は衆生をあらわす。
 (注5) 宝髻(ほうけい) 菩薩が頭上で結んでいるもとどり。
 (注6) 条帛(じょうはく) 菩薩等が肩から脇に斜めにかける布。
 (注7) 裳(も) 腰から下にまとう衣服。
 (注8) 襞(ひだ) 衣服などにつけた細長い折り目。
 (注9) 阿吽(あうん) 口を開いた阿形と、口を閉じた吽形の一対の姿。
 (注10) 寄木造り(よせぎづくり) 木彫像の主要部分を複数の材からつくる技法。

MAP

宝蓮寺案内図

所在地

秦野市蓑毛674

交通手段

神奈川中央交通バス「秦野駅」バス停乗車、「蓑毛」バス停下車徒歩1分

  • 秦20「下宿、寺山経由蓑毛」行き
  • 秦21「名古木、蓑毛経由ヤビツ峠」行き

このページに関する問い合わせ先

所属課室:市民部 生涯学習文化振興課 文化財・市史担当
電話番号:0463-87-9581

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